ネックレス順列$neck(n)$の定義・計算
無題
右図のように,円順列としては区別される2つの順列も,表裏をひっくり返すことができる場合には同一視して1通りと数える.
このように表裏をひっくり返すことができる場合の円順列を, ネックレス順列(nacklace permutation) または 数珠じゅず順列(beads permutation) といい, その総数を $FTEXT$ では $neck(n)$ と表す. $neck(n)=\dfrac{cir(n)}{2}=\frac{(n-1)!}{2}$ である.
円順列とネックレス順列
- 7個の異なる玉を円形に並べるとき,その並べ方は何通りあるか.
- 7個の異なる玉を円形に並べてネックレスを作るとき,その作り方は何通りあるか.
- $cir(7)=(7-1)!=\boldsymbol{720}$ 通り
- $neck(7)=\dfrac{(7-1)!}{2}=\boldsymbol{360}$ 通り