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命題の否定

命題の否定について

命題の否定

ある命題 p に対して、p が真の場合には偽に、p が偽の場合には真となる命題を、p否定 (negation) といい

p でない (not p)」

と書く。p の否定は、記号 ¯p で表すこともある。

吹き出し命題の否定について

命題の否定は、日常で使う「~ない」の意味と同じである。論理学では「¬p」と表す。

この新しい命題 ¯p の真偽値表は、次のようになる。

p¯p

例えば、真である命題として、命題 p

p:「ペンギンは鳥類である」 (真)

とすると、この命題の否定 ¯p

¯p:「ペンギンは鳥類ではない」 (偽)

となる。また、偽である命題として、命題 q

q:21 より小さい」 (偽)

とすると、この命題の否定 ¯q は、「21 より小さくはない」すなわち

¯q:21 以上である」 (真)

となる。