直角三角形の表記に関する注意
直角三角形の例
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図のような直角三角形 $\text{ABC}$ を $\angle\text{A}$ からみるとき
- 辺 $\text{AB}$ のことを斜辺 (hypotenuse)
- 辺 $\text{BC}$ のことを対辺 (opposite side)
- 辺 $\text{CA}$ のことを底辺 (base)
このうち底辺、対辺は、$\angle\text{A}$ から直角をみることによって相対的に決まる。図で描かれたときに、下の部分にあるから底辺というのではない。
角度を変えた直角三角形
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たとえば、次の図のように斜めになっている直角三角形でも、点 $\text{A}$ からみたときの斜辺、対辺、底辺は、それぞれ辺$\text{AB}$、$\text{BC}$、$\text{CA}$ となる。
この章の図にある“目”のマークは、本文中で「~からみたときの」とある場合の説明の補助として使われている。自分も同じ所から見つめているつもりになって、図形を考えてみよう。