$y=ax^2$ のグラフ
まずは、2次関数$y=ax^2+bx+c$において$b=c=0$の場合、つまり
\begin{align}
y=ax^2
\end{align}
のグラフについて考えてみよう。
このグラフについては、中学校で学んだように次のような特徴があった。
$y=ax^2$ のグラフの特徴
- 原点を通り、$y$ 軸に関して対称である。
- グラフの $y$ 座標の増減に着目すると
-
$\boldsymbol{a\gt0}$ のとき
- $y\geqq0$ の範囲にある。
- $x$ の増加に対し
- $x\lt0$ では $y$ は減少する
- $x\gt0$ では $y$ は増加する
凸 (convex) なグラフという。 -
$\boldsymbol{a\lt0}$ のとき
- $y\leqq0$ の範囲にある。
- $x$ の増加に対し
- $x\lt0$ では $y$ は増加する
- $x\gt0$ では $y$ は減少する
-
$\boldsymbol{a\gt0}$ のとき
放物線の図
一般に、2次関数のグラフにあらわれる曲線のことを
放物線は必ず対称軸をもち、この対称軸のことを単に軸 (axis) といい、この軸と放物線の交点のことを頂点 (vertex) という。