等差数列の定義
数列とは何かでとりあげた貯金の例のように,初項 $a$ に順次,一定の数 $d$ (公差(common difference)という)を加えて得られる数列のことを等差数列(arithmetic sequence)という.
具体的に数列を書き表すと
となる.
また,等差数列は漸化式を用いて
\begin{cases} a_1=a\\ a_{n+1}=a_n+d\quad(n=1,2,3,\cdots) \tag{1}\label{tousasuretunoteigi} \end{cases}と表すこともできる.
試しに,この漸化式 $\eqref{tousasuretunoteigi}$ の $n$ に $1,2,3$ を代入すると,確かに $a+d,a+2d,a+3d$ が作られるのがわかる.