$y=ax$ のグラフ
1次関数 $y=ax+b$ において、まずは $b=0$ の場合、つまり $y=ax$ のグラフについて考えてみよう。このタイプのグラフは次のような特徴があった。
$y=ax$のグラフの特徴
$a\gt0$のグラフ
$a\lt0$のグラフ
- 原点を通る直線である。
- $\boldsymbol{a\gt0}$ のとき
- $x$ が増加するとき、$y$ も増加するため、グラフは右上がり
- $a$ が大きいほど、右上がりは急
- $\boldsymbol{a\lt0}$ のとき
- $x$ が増加するとき、$y$ は減少するため、グラフは右下がり
- $|a|$ が大きいほど、右下がりは急
- $\boldsymbol{a\gt0}$ のとき
傾き $a$ は「$x$ が $1$ 増加したときの $y$ の増加量」になっている。$a$ が負のときは $y$ の増加量が負になり、$y$ は減少していることになる。