$y=a(x-p)^2+q$ のグラフ
次に $y=a(x-p)^2+q$ という形をした放物線について考えてみよう。
$y=a(x-p)^2+q$のグラフ
たとえば $y=2(x-3)^2+4$ のグラフについて、右図を見ながら考えてみよう。 \[y=2x^2\] のグラフを $x$ 軸方向に $3$ 平行移動すると \[y=2(x-3)^2\] のグラフになる。さらに、$y$ 軸方向に $4$ 平行移動して \[y=2(x-3)^2+4\] のグラフとなる。
この平行移動によって、軸は原点より $x$ 軸方向に $3$ 大きい、直線 $x=3$ に移動する。
また、頂点も移動し、原点より $x$ 軸方向に $3$ 大きく $y$ 軸方向に $4$ 大きい点 $(3,~4)$ であることがわかる。
$y=a(x-p)^2+q$ のグラフ
$y=a(x−p)^2+q$ のグラフは、$y=ax^2$ のグラフを
「$x$ 軸方向に $p$ だけ平行移動し、$y$ 軸方向に $q$ だけ平行移動」
した放物線である。このとき、軸は直線 $x=p$、頂点は $(p,~q)$ となる。