数学A 場合の数FTEXT ftext.org
組合せ 練習問題全11問
年 組 番 氏名 得点
組合せの練習問題(全11問・解答つき)
数学A「組合せ」(場合の数)の練習問題を11問まとめました。解答は各問のすぐ下に折りたたんであります。そのまま印刷すれば、解答の見えない問題プリントになります。
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問題1組合せの計算練習
次の値を求めよ。
5C2
4C4
10C3
20C2
解答を見る
5C2=(5・ 4)/(2・ 1)=10
4C4=(4・ 3・ 2・ 1)/(4・ 3・ 2・ 1)=1
10C3=(10・ 9・ 8)/(3・ 2・ 1)=120
20C2=(20・ 19)/(2・ 1)=190
問題2組合せ〜その1〜
男子が5人、女子が5人いる中で、4人を選ぶ場合の数について以下の問に答えよ。
男女関係無く選ぶときの場合の数は何通りか。
男子から2人、女子から2人選ぶときの場合の数は何通りか。
男子から3人、女子から1人選ぶときの場合の数は何通りか。
解答を見る
10C4=(10・ 9・ 8・ 7)/(4・ 3・ 2・ 1)=210 通り
男子2人の組合せそれぞれに対して、女子2人の組合せが決められるので
5C2・ 5C2=(5・ 4)/(2・ 1)・ (5・ 4)/(2・ 1)=100 通り
男子3人の組合せそれぞれに対して、女子1人の組合せが決められるので
5C3・ 5C1=(5・ 4・ 3)/(3・ 2・ 1)・ 5/1=50 通り
問題3組合せ〜その2〜
図のように、横に4本、縦に7本の直行する平行線が引かれている。 この中に長方形はいくつあるか求めよ。
正十角形の対角線の本数を求めよ。
解答を見る
横4本の平行線のうちから2本、縦7本の平行線のうちから2本をそれぞれ選べば、1個の長方形が定まる。
よって
4C2・ 7C2=126 個
10個の頂点のうち2個を選べば、1本の対角線または辺が定まる。辺の数は10本であるから、これを除いて
10C2-10=45-10=35 本
問題4組み分け
10人を次のように分ける方法は何通りあるか。
7人、3人に分ける。
5人、5人に分ける。
4人、3人、3人に分ける。
2人、2人、2人、2人、2人に分ける。
解答を見る
10人から3人を選びグループとし、残った7人をもうひとつのグループにすればよい。よって
10C3・ 7C7=(10・ 9・ 8)/(3・ 2・ 1)・1=120 通り
10人から5人を選びグループとし、残った5人をもうひとつのグループにすればよい。
しかし、10人を a,b,c,d,e,f,g,h,i,j とすると、例えばはじめに a,b,c,d,e の5人を 選んだ場合と、はじめに f,g,h,i,j を選んだ場合では、どちらも
(a,b,c,d,e)(f,g,h,i,j)
という2つのグループに分かれるという点では同じである。つまり、これらは2つで1通りと数えなければならない。
他の選び方でも同様のことがいえるので、2で割ることにより重複の分を修正して
通 り 10C5・ 5C52 =(10・ 9・ 8・ 7・ 6)/(5・ 4・ 3・ 2・ 1)・1・1/2 =126通り
最初に4人選びグループとし、残った6人から3,3人のグループをつくればよい。 ただし、3人のグループが2つあるので、2. と同じように重複した分は修正する必要がある。
10C4・ 6C3・ 3C32 = (10・ 9・ 8・ 7)/(4・ 3・ 2・ 1)・ (6・ 5・ 4)/(3・ 2・ 1)・ 1/2 = 2100
∴2100通り
2人ずつ選んでいって、重複を修正すると
10C2・ 8C2・ 6C2・ 4C2・ 2C25! = (10・ 9)/(2・ 1)・ (8・ 7)/(2・ 1)・ (6・ 5)/(2・ 1) ・ (4・ 3)/(2・ 1)・ 1/(5・ 4・ 3・ 2・ 1) = 945
∴945通り
問題5同じものを含む順列
1,1,1,2,2,3,3 の7つの数字を一列に並び替えるとき、何通りの並べ方があるか。
SUUGAKUAを並び替えるとき、何通りの並べ方があるか。
解答を見る
1を3つ、2を2つ、3を2つ含むから
C(3, 2, 2)= 7C3× 7-3C2・ 7-3-2C2 = 7C3× 4C2× 2C2=210
∴210通り
《別解》
C(3, 2, 2)=7!/(3! 2! 2!)=210 通り
Uを3つ、Aを2つ、S、G、Kをそれぞれ1つ含むから
C(3, 2, 1, 1, 1) = 8C3・ 8-3C2・ 8-3-2C1 ・ 8-3-2-1C1・ 8-3-2-1-1C1 = 8C3× 5C2× 3C1× 2C1× 1C1 = 3360
∴3360通り
《別解》
通 り C(3, 2, 1, 1, 1)= 8!/(3! 2! 1! 1! 1!) = 3360通り
問題6最短経路
図のように、東西に走る道路と南北に走る道路があるとする。南西の角にあるA地点から、北東の角にあるB地点に至る
最短経路について以下の問に答えよ。
最短経路は全部で何通りあるか求めよ。
C地点を通る最短経路は何通りあるか。また、D地点を通る最短経路は何通りあるか、それぞれ求めよ。
C地点またはD地点を通る最短経路は何通りあるか求めよ。
解答を見る
北に1区画進むことを↑、東に1区画進むことを→で表すと、例えば図のように進む場合には
↑→→→↑↑→↑↑→→
と表すことができる。
北に1区画進むことを ↑ 、東に1区画進むことを → で表すと、A地点からB地点への最短経路は、5個の ↑ と6個の → (↑↑↑↑↑→→→→→→ ) を一列に並べる順列の総数に等しい。
よって、求める最短経路の数は
11!/5!6!=462 通り
同じものを含む順列 C(n1,n2,…,nm) の計算 参照
となる。
(C地点を通る最短経路)
まず、A地点からC地点までの最短経路の数は
4!/2!2!=6 通り
であり、この6通りそれぞれに対し、C地点からB地点までの最短経路
7!/3!4!=35 通り
が決まるから、積の法則より
6×35=210 通り
(D地点を通る最短経路)
同様にして
7!/4!3!×4!/1!3!=35×4=140 通り
集合C,Dをそれぞれ
C :C地点を通る最短経路
D :D地点を通る最短経路
とおくと、 n(C∩D) 、つまりC、D両地点を通る最短経路の数は
n(C∩D)= 4!/2!2!×3!/2!1!×4!/1!3! = 6×3×4=72
であるから、 n(C∪D) 、つまり求める最短経路の数は
n(C∪D)=n(C)+n(D)-n(C∩D) =210+140-72=278
∴278通り
問題7展開された式の係数
次の展開式において、 [ ] 内で指定された項の係数を求めよ。
(2x+1)⁶ [x²]
(2x-3y)⁵ [x³y²]
(x²-1/2x)⁷ [1/x]
定 数 項 (x-1/2x²)¹² [定数項]
解答を見る
(2x+1)⁶ を展開したとき、 x² を含む項は
6C4(2x)²1⁴
となる。よって、 x² の係数は
6C4・2²=60
(2x−3y)⁵ を展開したとき、 x³y² を含む項は
5C2(2x)³(-3y)²
となる。よって、 x³y² の係数は
5C2・2³・(-3)²=720
(a+b)⁷ の展開において、 a=x²,b=-1/2x としたものが (x²-1/2x)⁷ である。 a²b⁵ を計算すると 1/x の項ができるので、このときの係数を求める。
7C5a²b⁵ = 7C5(x²)²(-1/2x)⁵ = 7C5(-1/2)⁵1/x = -21/32・1/x
よって、求める係数は -21/32 である。
(a+b)¹² の展開において、 a=x,b=-1/2x² としたものが (x-1/2x²)¹² である。 a⁸b⁴ を計算すると定数項ができるので、このときの係数を求める。
12C4a⁸b⁴ = 12C4x⁸(-1/2x²)⁴ = 12C4(-1/2)⁴ = 495/16
よって、求める係数は 495/16 である。
問題82項定理の応用
次の展開式において、 [ ] 内で指定された項の係数を求めよ。
(2x+y-z)⁸ [x²y³z³]
(x-2y-z)⁵ [x²yz²]
解答を見る
(2x+y-z)⁸={2x+(y-z)}⁸ として考える。
これを展開したとき、 x² の項は
8C6(2x)²(y-z)⁶
として計算される。
さらに (y−z)⁶ を展開したとき、 y³ の項は
6C3y³(-z)³
として計算される。
よって、 (2x+y-z)⁸ を展開したときの x²y³z³ の係数は
8C6・ 2²・ 6C3・(-1)³ = -4・ 8C2・ 6C3=-2240
(x-2y-z)⁵={x+(-2y-z)}⁵ として考える。 これを展開したとき、 x² の項は
5C3x²(-2y-z)³
として計算される。
さらに (−2y−z)³ を展開したとき、 y の項は
3C2(-2y)(-z)²
として計算される。
よって、 (x−2y−z)⁵ を展開したときの x²yz² の係数は
5C3・ 3C2・(-2)・(-1)² = -2・ 5C2・ 3C1=-60
問題92項係数の和
2項定理を用いて次の等式を証明せよ。
2^n= nC0+ nC1+ nC2+… + nCn-1+ nCn
0= nC0- nC1+ nC2-… +(-1)^n-1 nCn-1+(-1)^n nCn
(-1)^n= nC0-2 nC1+2² nC2-… +(-2)^n-1 nCn-1+(-2)^n nCn
解答を見る
2項定理
(a+b)^n = nC0a^n+ nC1a^n-1b+ nC2a^n-2b²+… + nCn-1ab^n-1+ nCnb^n
において
a=b=1 とおくと
2^n= nC0+ nC1+ nC2+… + nCn-1+ nCn
となり、確かに成立する。
a=1,b=−1 とおくと
0= nC0- nC1+ nC2-… +(-1)^n-1 nCn-1+(-1)^n nCn
となり、確かに成立する。
a=1,b=−2 とおくと
(-1)^n = nC0-2 nC1+2² nC2-… +(-2)^n-1 nCn-1+(-2)^n nCn
となり、確かに成立する。
問題10パスカルの三角形
パスカルの三角形を利用して、次の展開式を求めよ。
(x+y)⁶
(x−2y)⁵
解答を見る
パスカルの三角形を n=6 の場合まで書くと、図のようになるので
(x+y)⁶ = x⁶+6x⁵y+15x⁴y²+20x³y³ +15x²y⁴+6xy⁵+y⁶
パスカルの三角形を n=5 の場合まで書くと、図のようになるので
(x-2y)⁵ = x⁵+5x⁴(-2y)+10x³(-2y)² +10x²(-2y)³+5x(-2y)⁴+(-2y)⁵ = x⁵-10x⁴y+40x³y² -80x²y³+80xy⁴-32y⁵
覚えておきたい事項(1問)
暗記1nCr の性質の証明
上の nCr の性質 の 1. ~ 3. が成り立つことを、
計算式を用いた方法
組合せの意味を考えた説明
でそれぞれ証明せよ。
解答を見る
nCr= nCn−r
~計算式を用いた方法~
nCr = nPrr! = n!/(n-r)!r! = 1/(n-r)!・n!/r! = 1/(n-r)!・n!/({n-(n-r)}!) = 1/(n-r)!・ nPn-r = nPn-r(n-r)! = nCn-r
~組合せの意味を考えた説明~
異なる n 個の中から r 個選ぶ nCr 通りそれぞれは、 n 個のものから選ばずに残す (n−r) 個のものを選ぶ nCn−r 通りと 一対一に対応する。つまり、 r 個選ぶとは、選ばない n−r を「選ぶ」ことと等しい。 よって
nCr= nCn-r
が成り立つ。
nCr= n−1Cr+ n−1Cr−1
~計算式を用いた方法~
n-1Cr+ n-1Cr-1 =n-1Prr!+n-1Pr-1(r-1)! =(n-1)!/({(n-1)-r}!r!) + (n-1)!/({(n-1)-(r-1)}!(r-1)!) =(n-1)!/(n-r-1)!r!+(n-1)!/(n-r)!(r-1)! =(n-1)!/(n-r-1)!(r-1)!{1/r+1/(n-r)} =(n-1)!/(n-r-1)!(r-1)!・n/r(n-r) =n!/(n-r)!r! =nPrr! =nCr
~組合せの意味を考えた説明~
異なるn個のものの中からr個選ぶ方法は、次の2つの場合に分けることができる。
ある特定の1個を含まないで r 個選ぶ
ある特定の1個を含んで r 個選ぶ
この2つは同時に起こることはないので
nCr= n-1Cr+ n-1Cr-1
が成り立つ。
r nCr=n n-1Cr-1
~計算式を用いた方法~
r nCr = r×nPrr! = r×n!/(n-r)!r! = n!/(n-r)!(r-1)! = n×(n-1)!/({n-1-(r-1)}!(r-1)!) = n×n-1Pr-1(r-1)! = n n-1Cr-1
~組合せの意味を考えた説明~
n 人の中から r 人の班をつくり班長を決める場合の数について考える。 n 人の中から班員 r 人選び、その r 人の中からリーダーを1人決める方法には nCr×r 通りある。 また別の方法として、 n 人の中から先にリーダーを決めておき、残りの班員 r−1 人を選ぶ方法には n n−1Cr−1 通りある。 よって
r nCr=n n-1Cr-1
が成り立つ。
解説を読む:組合せ →