部屋割り(部屋に区別が無い場合)の練習問題(全4問・解答つき)

数学A「部屋割り(部屋に区別が無い場合)」(場合の数)の練習問題を4問まとめました。解答は各問のすぐ下に折りたたんであります。そのまま印刷すれば、解答の見えない問題プリントになります。

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問題1 の計算練習

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  1. は「区別する2個のボールを、区別しない1個の箱に最低1個は配る場合の数」である。これは、2個のボールを1つの箱にしまう 通り。

    四角い箱が1つ描かれ、その中に丸で囲んだ①と②のボールが2個そろって入っている。2個のボールを1個の箱にしまう入れ方が、この1通りしかないことを表している。
  2. は「区別する2個のボールを、区別しない2個の箱に最低1個は配る場合の数」 である。これは、2個のボールを2つの箱に1つずつしまう 通り。

    四角い箱が2つ横に並び、左の箱に丸で囲んだ①、右の箱に丸で囲んだ②が1個ずつ入っている。2個のボールを2個の箱に1個ずつしまう入れ方を表している。
  3. は「区別する3個のボールを、区別しない1個の箱に最低1個は配る場合の数」 である。これは、3個のボールを1つの箱にしまう 通り。

    四角い箱が1つ描かれ、その中に丸で囲んだ①、②、③のボールが3個そろって入っている。3個のボールを1個の箱にしまう入れ方が、この1通りしかないことを表している。
  4. は「区別する3個のボールを、区別しない2個の箱に最低1個は配る場合の数」 である。ボールを配るとき、ボールが1個の箱と2個の箱ができるが、どのボールが1個で箱に入るのかを考え、 通り。

    箱2つを1組にした絵が3組並んでいる。①だけの箱と②③の箱の組、②だけの箱と①③の箱の組、③だけの箱と①②の箱の組で、3個のボールを1個と2個に分ける3通りをすべて示している。

問題2部屋割り (部屋に区別が無い場合)

9人の人が、区別しない3つの部屋に泊まる場合について考える。 どの部屋にも最低1人は泊まるものとすると、泊まり方には何通りの方法があるか。

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まず、部屋を区別してから考える。求めるものは である。

まず、3つの部屋を区別して考えていくため、部屋に と名前を付ける。 空の部屋があってもよいとした場合、各部屋への人の泊まり方は、各人に対して部屋の選び方が3通りずつあるので、 通り。

このうち、空にする部屋を1つ決めて、残りの2部屋に9人を自由に泊めると

通り

となるが、この数え方では2部屋とも空になる場合を2回ずつ数えている。 2部屋が空部屋になるのは

通り

であるから、これを1回分引いて、1部屋以上の部屋が空部屋になるのは 通りである。 これは、はじめのボールと箱のモデルで使った包含と排除の原理 (3集合版)と同じ数え方である。

よって、空部屋が無いような人の泊まり方は

より、 通り

本来部屋は区別しないので、 で割って

通り

問題3 の性質を利用した計算

  1. 2以上の整数 において が成り立つことを、 の(計算ではなく)意味を考えることによって示せ。
  2. 1.を利用して、 を求めよ。
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  1. すなわち「区別する 個のボールを、区別しない 個の箱に最低1個は配る場合の数」は、次の2つの場合に分けることができる。

    (i) 特定のボールが1つだけで入る箱がある

    (ii) 特定のボールが1つだけで入る箱がない

    (i)については、まず特定のボールを1つの箱に入れておいて、残り 個のボールを残りの 個の箱にしまえばよいから

    通り

    左端に、丸で囲んだ n のボールが1個だけ入った箱がある。その右には ① で始まる箱から l で始まる箱まで複数の箱が並び、下の中かっこに「r−1 個の箱に n−1 個のボールを入れる」と書かれている。

    (ii)については、まず特定のボール以外の 個のボールを 個の箱にしまっておいて、最後に特定のボールをすでに他のボールが 入っている 個の箱のどれかにしまえばよいから

    通り

    丸で囲んだ ①、k、l で始まるボールの入った箱が横に並び、下の中かっこに「r 個の箱に n−1 個のボールを入れる」と書かれている。右側には丸で囲んだ n のボールがあり、「左の箱のどれかにしまう」と説明が付いている。

    よって

    が成り立つ。

問題4部屋割り(部屋に区別が無い場合)の和

部屋割り (部屋に区別が無い場合)の例題において、 空の部屋があってもよいとすると、何通りの方法があるか求めよ。

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部屋割り(部屋に区別が無い場合)の解答より、

空部屋が無いような人の泊まり方は

通り

だった。

空部屋の数で分けると、ちょうど2部屋の場合、ちょうど1部屋の場合、0部屋の場合の3つになる。 0部屋の場合が上の 通りなので、残りの2つを数える。

2部屋が空になるのは、部屋を区別した場合には、9人全員が のどれか1部屋に泊まる3通りである。 この3通りは、部屋の区別をなくすとすべて同じ泊まり方になるので、3で割って

通り

1部屋が空になるのは、まず空にする部屋の選び方が 通りあり、残りの2部屋にはどちらにも1人以上泊まるので 通りである。 これは、2部屋への泊まり方 通りから、9人全員が同じ部屋に泊まる2通りを除いた数である。 よって部屋を区別した場合には 通りあり、今度は空の部屋1つと、泊まっている人の違う2部屋とで3つとも別物だから、部屋の区別をなくすには で割ればよいので

通り

よって

通り

この例題からわかるように、空の部屋(箱)があってもよい場合の人(ボール)の分け方(配り方)は、 の和となる。 ボールと箱のモデルでまとめると、次のようになる。