いろいろな数の練習問題(全5問・解答つき)
数学I「いろいろな数」(数と式)の練習問題を5問まとめました。解答は各問のすぐ下に折りたたんであります。そのまま印刷すれば、解答の見えない問題プリントになります。
印刷すると、開いている解答だけが一緒に刷られます
問題1複分数
次の複分数を、普通の分数の形になおしなさい。
- (1/4)/(1/7)
- (5/8)/(25/9)
- (11/6)/0.3
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- (1/4)/(1/7)=(1/4×28)/(1/7×28)=14¹×28⁷17¹×28⁴=7/4
- (5/8)/(25/9)=(5/8×72)/(25/9×72) =58¹×72⁹259¹×72⁸=5¹×925⁵×8=9/40
- (11/6)/0.3=(11/6×30)/0.3×30=116¹×30⁵9=55/9
問題2有理数と循環小数
分数は小数で、小数は分数で表せ。
- 9/16
- 5/37
- 0.625
- 0.429
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- (割り算を実行すればよい) 0.5625
- (割り算を実行すればよい) 0.135
- 0.625 を分数で表すと 625/1000。約分して 5/8 となる。
- まず
x=0.429429429…1
とおく。循環の周期をそろえるために、これを1000倍すると
1000x=429.429429…2
となる。 -より
1000x=429.429429… -)x=0.429429… 999x=429
よって、 x=429/999=143/333となる。
問題3数の分類
次の実数について、以下の問に答えよ。
3, -2, 0, 2/5, -2/5, √3, 1.52, 36/6, -√16, (√5 )², 2π
- 自然数を選べ。
- 整数を選べ。
- 有理数を選べ。
- 無理数を選べ。
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- 3, 36/6, (√5 )²
- 3, -2, 0, 36/6, -√16, (√5 )²
- 3, -2, 0, 2/5, -2/5, 1.52, 36/6, -√16, (√5 )²
- √3, 2π
覚えておきたい事項(2問)
暗記1有理数ではないことの証明
√2 が有理数でないことを証明せよ。
(ある事柄を証明するとき、仮にその事柄が間違っているものとして話をすすめると矛盾が導かれることを示し、そのことによってもとの事柄が成り立つと結論する論法がよく用いられる。この論法のことを背理法 (reduction to absurdity) という。背理法について詳しくはFTEXT 数学Aで学ぶ。)
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√2 が有理数であると仮定する。つまり
√2=a/b
と表される「既約(きやく)分数である」と仮定する。ただし、a は整数、b は 0 でない整数である。
この両辺を2乗すると
2=a²/b² ∴2b²=a²1
ここで、左辺は 2 の倍数なので、右辺 a² も 2 の倍数である。したがって、a も 2 の倍数である。
そこで、 a=2a' ( a' は整数)とおくと、 は
2b²=(2a')² ⇔ 2b²=4a'² ∴b²=2a'²
ここで、右辺は 2 の倍数なので、左辺 b² も 2 の倍数となり、b も 2 の倍数となる。しかし、そうすると、a、b がともに 2 の倍数ということになり、最初の「既約分数である」という仮定に矛盾する。したがって、√2 は有理数ではない。
この例題からわかるように、数直線上の点として表されるような値でも、有理数ではない数が存在する。そして、その数を無理数 (irrational number) という。
暗記2絶対値の性質
a、b に関して次の等式が成り立つことを証明せよ。ただし、3.では b≠0 とする。
- |a|²=a²
- |ab|=|a||b|
- |a/b|=|a|/|b|
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絶対値の中身が「0 以上か」「負か」で、絶対値の外れ方が違ってくるので、場合に分けて証明する。
- a) a≧0 のとき、 |a|=a であるから
(左辺)(右辺)(左辺)=|a|²=a²=(右辺)
- b) a<0 のとき、 |a|=-a であるから
(左辺)(右辺)(左辺)=|a|²=(-a)² =a²=(右辺)
以上a)、b)より、 |a|²=a² が成り立つ。
右欄外の表のように、4つの場合に分けて考える。
- a≧0、 b≧0 のとき
ab≧0、 |a|=a、 |b|=b であるから
(左辺)(左辺)=|ab|=ab
(右辺)(右辺)=|a||b|=ab
となり成立。
- a≧0、 b<0 のとき
ab≦0、 |a|=a、 |b|=-b であるから
(左辺)(左辺)=|ab|=-ab
(右辺)(右辺)=|a||b|=a(-b)=-ab
となり成立。
- ii)の証明において、a と b を入れ替えればiii)の証明になっているので、成立する。
- a<0、 b<0 のとき
ab>0、 |a|=-a、 |b|=-b であるから
(左辺)(左辺)=|ab|=ab
(右辺)(右辺)=|a||b|=(-a)(-b)=ab
以上より、いずれの場合も |ab|=|a||b| が成り立つ。
まず、
|1/b|=1/|b|1 であることを示す。
以上a)、b)より が成立。これより
|a/b|=|a・1/b| =|a||1/b| =|a|1/|b| =|a|/|b|
となり、 |a/b|=|a|/|b| が成り立つ。