数学I 第7章 本文の補足 I — などの三角比

などの三角比

の三角形を考える

に関する三角比を考えるため、まず、次の図のように、 の2等辺三角形 を考える。 の長さはいくつでもよいが、考えやすくするためここでは としておく。

左に底辺AB=1、∠A=∠B=72°の二等辺三角形ABCがあり、右には∠Aの二等分線ADを引いた三角形が並ぶ。右ではCD=AD=1、DB=x、∠ADB=∠B=72°と示されている。 ここで、上の図の奥のように の2等分線と辺 の交点を とすると、 だから は2等辺三角形になり、 だから も2等辺三角形になる。これらより、 が成り立つ。また、 の2等辺三角形だから、 である。

さらに、 とおくと、 であるから、対応する辺の比より が成り立つ。ここで であったから、 より であるから、解の公式より と求まる。これより となる。

の三角比とその周辺

に注目し、次の図のように、点 から辺 へ垂線 を引く。

△ABCにおいて、ACの長さは(√5+1)/2、CDは1、∠B=72°である。Dから辺ACへ下ろした垂線の足をHとすると、CHとAHの長さ、および∠ACDと∠CADの角にそれぞれ等しい記号が付いている。 ここで、 の2等辺三角形だから、 は辺 の中点である。また、 である。これらより、直角三角形 に、余弦の定義を用いて さらに、三角比の相互関係 を用いて であり、 であるから、 である。

また、これらより である。

問題1 とその周辺の三角比

を利用して次の三角比の値を求めよ。

解答を見る
  1. であるから、『 の三角比』より次のように求めることができる。

    ∠C=90°の直角三角形ABCにおいて、∠A=36°、∠B=54°となっている。頂点Bの右上には、頂点Bの方向から視線を向ける目のマークが添えられている。

  2. であるから、『 の三角比』より次のように求めることができる。

    単位半円上に、x軸正の向きとなす角が36°の点P(x, y)と126°の点P'(-y, x)がある。動径OPとOP'は直交し、各点から軸へ下ろした垂線による直角三角形が着色されている。

  3. であるから、『 の三角比』より次のように求めることができる。

    単位半円上に、動径OPの表す角が36°である点P(x, y)と、動径OP'の表す角が144°である点P'(-x, y)がある。各点からx軸に下ろした垂線と原点でできる2つの直角三角形が着色されている。

の三角比とその周辺

今度は、 に着目し、次の図のように、点 から辺 へ垂線 を引く。

辺ABの長さが1、∠Bが72°である三角形ABDにおいて、辺BDの長さは(√5-1)/2である。点Aから辺BDに垂線AH'が下ろされ、H'は線分BDを2等分している。 ここで、 の2等辺三角形だから、 は辺 の中点である。これより、直角三角形 に、余弦の定義を用いて さらに、三角比の相互関係 を用いて であり、 であるから、 である。

また、これらより である。

問題2 とその周辺の三角比

を利用して次の三角比を求めよ。

解答を見る
  1. であるから、『 の三角比』より次のように求めることができる。

    ∠Cを直角とする直角三角形ABCがあり、∠Aは18°、∠Bは72°と示されている。頂点Bの外側には、頂点B側から三角形を見ている目のイラストが描かれている。

  2. であるから、『 の三角比』より次のように求めることができる。

    座標平面上の単位円の半円において、x軸の正の向きとなす角が72°の動径上の点P(x, y)と、108°の動径上の点P'(-x, y)がy軸に関して対称な位置にある。

  3. であるから、『 の三角比』より次のように求めることができる。

    座標平面上の単位半円上に、動径の表す角が72°の点P(x, y)と、そこから90°回転した角162°の点P'(-y, x)がある。各点から軸へ下ろした垂線による直角三角形が着色されている。

最終更新: 2026-08-20

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