数学I 第7章 本文の補足 I — 開平法について
開平法について
開平法の手順
例として、
を根号の中に書き、「小数点を基準」にして「2桁ずつ」区切っていく。また、横にスペースをとっておく。 一番左の数は
。2乗して を超えない最大の1桁の整数 を、上の図のように3ヶ所に書く。 をの下に書き、 から を引く。そして、 を下に下ろす。 また、その横で
を計算する。「
」に「 」を掛けて「 」を超えない、最大の1桁の整数 を求める。 であるので、 は 。これを3ヶ所に書き込む。 の結果を の下に書き、 から引く。そして、 を下に下ろす。さらに、小数点を打つ。 また、
を横で計算しておく。小数点は、根号の中の小数点より下の最初の区切り(ここでは
)を下ろすときに打つ。そのため、答えの整数部分の桁数は、根号の中の整数部分の区切りの個数(ここでは と の2つ)と同じになる。 「
」に「 」を掛けて「 」を超えない、最大の1桁の整数 を求める。 より は であり、 なので計算は完了。 とわかる。
(下ろす数字が無くなったときは、小数点以下に
開平法とは
「開平」とは「ある数の平方根を求めること」であり、「開平法 (extraction of square root)」とは、その「開平」を筆算のような計算で求める方法である。いずれも和算の時代から使われた用語であり、開平法は古くからそろばんによって用いられていた。
開平法の計算は、化学や物理において必要とされることがある。
開平法の仕組み
なぜ、上で見た開平法によって平方根が求められるのか、その仕組みを下に図で示しておく(途中の計算式の中に、実際の計算のときには必要のない数字があるので注意すること)。余裕のある人は、各自で考えてみよう。



問題1開平法
解答を見る
開平法によって、下のように計算できて
開平法によって、下のように計算できて
下のように、 を引く部分を省略しても構わない。ただし、補助の計算から を省略してはいけない。 開平法によって、下のように計算できて
下のように、 を引く部分を省略しても構わない。ただし、補助の計算から を省略してはいけない。 開平法によって、下のように計算できて
とは、物理で重要となる「重力加速度 」の近似値である。余談になるが、この答えは に近い値である。
最終更新: 2026-08-12
この節についてAIに質問する
この節に書かれている内容だけを根拠に答えます。個人情報は書かないでください。