確率とは何かの練習問題(全4問・解答つき)

数学A「確率とは何か」(確率)の練習問題を4問まとめました。解答は各問のすぐ下に折りたたんであります。そのまま印刷すれば、解答の見えない問題プリントになります。

印刷すると、開いている解答だけが一緒に刷られます。印刷設定の「ヘッダーとフッター」を外すと、日付やURLが入らずきれいに刷れます

問題1同様に確からしい

次はA君の解答である。この解答は正しいか、間違っているかを考え、間違っていれば正しい解答を示せ。

「2枚の硬貨を同時に投げるとき、表と裏の出る枚数について、 の3通りの場合があるので、 表が2枚出る確率は である」

解答を見る

この解答は

間違っている

2枚の硬貨をきちんと区別して、表と裏についてまとめると

の4通りがあり、これらは同様に確からしい。

この表の(裏、表)と(表、裏)をまとめて と1通りで表しているA君の解答では、 例えば は同様に確からしいとはいえず、間違った確率を計算している。正しい解答は である.

問題2さいころ型の確率

1から4の目が書かれた正四面体のさいころを2回振るとき、 1回目と2回目の目の積が3の倍数となる確率を求めよ。

解答を見る

正四面体のさいころを2回振ったときの目の出方の重複順列 通りは、同様に確からしい。

このうち、1回目と2回目の目の積が3の倍数となるのは

表の太字の7通り。

積が3の倍数となるのは、1回目か2回目のどちらかが3の目のときであるから、 3の列と3の行を合わせて 通り、と数えてもよい。

よって、求める確率は となる。

問題3くじ引き型の確率

1から4の数字が書かれたカードから2枚引くとき、1枚目と2枚目の数字の積が3の倍数となる確率を求めよ。

解答を見る

1から4の数字が書かれたカードから2枚引くときの組合せ 通りは、同様に確からしい。

このうち、1枚目と2枚目の数字の積が3の倍数となるのは

表の太字の3通り。

積が3の倍数となるのは、引いた2枚のうちの1枚が3のカードのときであるから、 もう1枚の選び方を数えて3通り、と数えてもよい。

よって、求める確率は となる。

問題4表や樹形図の利用

次の問に答えよ。

  1. 1から4の目が書いてある正四面体のさいころを2回振る。2つの目の和が5となる確率を求めよ。
  2. 1から4までの数字が書いてある4枚のカードから、連続して2枚のカードを引く。はじめに引いたカードの数の方が、あとに引いたカードより小さくなる確率を求めよ。
  3. 1から4までの数字が書いてある4枚のカードから、連続して2枚のカードを引く。カードの数の和が5以上となる確率を求めよ。
解答を見る

以下は、表でまとめた場合の解答である。樹形図についてまとめた場合には、それぞれの図を参照のこと。

  1. 正四面体のさいころを2回振ったときの目の出方の重複順列 通りは、同様に確からしい。

    このうち、2つの目の和が5となるのは、下の表の太字の部分を数えて4通り。よって、求める確率は となる。

    1回目の目1、2、3、4のそれぞれから、2回目の目1、2、3、4へ枝が伸びる樹形図。枝は全部で16本あり、2つの目の和が5になる1と4、2と3、3と2、4と1の4本にチェック印が付いている。

    【注意】

    組合せでまとめた下の表では、同様に確からしくないので、確率を求めることはできない。

    例えば、1の目と2の目が出る場合は、2回の振り方まで考えると の2通りにあたるが、1の目が2回出る場合は の1通りしかない。 つまり前者は後者の2倍起こりやすいので、この表や下の樹形図の10通りのうち、和が5になる太字の2通りを数えて としてはいけない。

    1回目の目1、2、3、4のそれぞれから、その目以上の数へだけ枝が伸びる樹形図。1からは1、2、3、4へ、2からは2、3、4へ、3からは3、4へ、4からは4へと枝が伸びて全部で10本あり、和が5になる1と4、2と3の2本にチェック印が付いている。
  2. 4枚のカードの中から2枚引いたときの順列 通りは、同様に確からしい。

    このうち、はじめに引いたカードの数の方が、あとに引いたカードより小さくなるのは、下の表の太字の部分を数えて6通り。よって、求める確率は となる。

    1枚目のカード1、2、3、4のそれぞれから、自分以外の数へ枝が伸びる樹形図。枝は全部で12本あり、1枚目より2枚目が大きくなる1と2、1と3、1と4、2と3、2と4、3と4の6本にチェック印が付いている。

    《別解》

    4枚のカードの中から2枚引いたときの大小関係は

    (1枚目のカード) (2枚目のカード) または

    (1枚目のカード) (2枚目のカード)

    のどちらかであり、これら2通りは同様に確からしい。よって、求める確率は となる。

  3. 4枚のカードの中から2枚引いたときの組合せ 通りは、同様に確からしい。

    このうち、カードの数の和が5以上となるのは、下の表の太字の部分を数えて4通り。よって、求める確率は となる。

    2枚のカードの組合せを表す樹形図。1から2、3、4へ、2から3、4へ、3から4へと枝が伸びて全部で6本あり、2枚の数の和が5以上になる1と4、2と3、2と4、3と4の4本にチェック印が付いている。

    《別解:順列で考える》

    4枚のカードの中から2枚引いたときの順列 通りは、同様に確からしい。

    このうち、カードの数の和が5以上となるのは、下の表の太字の部分を数えて8通り。よって、求める確率は となる。

    1枚目のカード1、2、3、4のそれぞれから自分以外の数へ枝が伸びる樹形図。枝は全部で12本あり、2枚の数の和が5以上になる1と4、2と3、2と4、3と2、3と4、4と1、4と2、4と3の8本にチェック印が付いている。