平面図形の計量の練習問題(全12問・解答つき)

数学I「平面図形の計量」(平面図形・空間図形の計量)の練習問題を12問まとめました。解答は各問のすぐ下に折りたたんであります。そのまま印刷すれば、解答の見えない問題プリントになります。

印刷すると、開いている解答だけが一緒に刷られます。印刷設定の「ヘッダーとフッター」を外すと、日付やURLが入らずきれいに刷れます

問題1a. 1辺とその両端の角が与えられた場合

  1. である三角形において、 を求めよ。
  2. である三角形において、 を求めよ。
解答を見る
  1. 三角形の内角の和は なので

    △ABCにおいて、辺ABの長さが2、∠Aが60°、∠Bが75°である。また、角Cの大きさがC、辺BCの長さがa、辺CAの長さがbと表されている。

    また、正弦定理 を用いて

    また、点 からみる第1余弦定理 を用いて

    △ABCにおいて、∠A=60°、∠C=45°、辺ABの長さが2、辺BCの長さが√6、辺ACの長さがbである。また、頂点Bから辺ACに下ろした垂線が点線で描かれている。

    【別解: の三角比( とその周辺の三角比)を覚えている場合】

    正弦定理 より

  2. 三角形の内角の和は なので

    △ABCにおいて、∠A=60°、∠B=45°、∠C=Cです。また、辺ABの長さは2、辺BCの長さはa、辺CAの長さはbと示されています。

    また、正弦定理 を用いて

    △ABCにおいて、∠A=60°、∠B=45°、辺ABの長さが2、辺BCの長さがa、辺CAの長さがbであり、頂点Cから辺ABへ垂線が下ろされている。

    また、点 からみる第1余弦定理 を用いて に代入して に代入して、 となる。

    【別解: の三角比( とその周辺の三角比)を覚えている場合】

    正弦定理 より

問題2b. 2辺とその間の角が与えられた場合

  1. である三角形において、 を求めよ。
  2. である三角形において、 を求めよ。ただし、 である。
解答を見る
  1. からみる余弦定理 を用いて

    △ABCにおいて、∠A=45°、角BはB、角CはCと示されている。辺ACの長さは√6、辺ABの長さは√3+1、辺BCの長さはaと記されている。

    より、 となる。

    また、点 からみる余弦定理 を用いて

    より、 または となり、 が1つに定まらない。

    より、 となる。

    三角形の内角の和は なので

  2. からみる余弦定理 を用いて

    頂点Aが左下、頂点Bが右下、頂点Cが上にある△ABCがあり、∠A=75°、辺ABの長さが2、辺ACの長さが√6、辺BCの長さがaである。また、∠BにB、∠CにCと表記されている。

    より、 となる。

    また、点 からみる余弦定理 を用いて

    より、 または となるが、 とすると、三角形の内角の和が であることに矛盾するので、 とわかる。

    より、 となる。

    三角形の内角の和は なので

問題3c. 3辺が与えられた場合

  1. である三角形において、 を求めよ。
  2. である三角形において、 を求めよ。
解答を見る
  1. からみる余弦定理 を用いて

    頂点A、B、Cをもつ△ABCがあり、各角はA、B、Cと表されている。辺ACの長さは√6、辺BCの長さは2、辺ABの長さは√3+1である。

    よって、 となる。

    また、点 からみる余弦定理 を用いて より、 となる。

    三角形の内角の和は なので

  2. からみる余弦定理 を用いて

    三角形ABCが描かれており、内角A、B、Cの位置に角を示す弧がある。各辺の長さは、辺ACが√6+√2、辺BCが2、辺ABが√6+√2と表されている。

    より、 となる。

    ここで、 より は二等辺三角形であるから、 なので

問題4d. 2辺とその間でない角が与えられた場合

  1. である三角形において、 を求めよ。
  2. である三角形において、 を求めよ。
解答を見る
  1. 正弦定理 を用いて

    三角形ABCにおいて、角Aが30°で、辺ACの長さが2、辺BCの長さが√2、辺ABの長さがcと示されている。また、角Bと角Cの位置に記号B、Cが書かれている。

    より、 または となる。

    1. のとき

      △ABCにおいて、∠A=30°、∠B=45°、∠C=Cである。辺ACの長さは2、辺BCの長さは√2、辺ABの長さはcと示されている。

      三角形の内角の和は なので また、点 からみる第1余弦定理 より

    2. のとき

      △ABCにおいて、∠A=30°、鈍角である∠B=135°、角Cの位置に記号Cが書かれている。また、辺ACの長さが2、辺BCの長さが√2、辺ABの長さがcと示されている。

      三角形の内角の和は なので また、点 からみた第1余弦定理 より

    この問いでは図のように2つの場合がある。

    点Aから右へ伸びる1本の半直線の上に、点Bが2つある。頂点Cと辺AC=2、∠A=30°は共通で、そこから長さ√2の辺CBの取り方が2通りあることを示している。Aに近いほうのBでは∠B=135°、遠いほうのBでは∠B=45°で、2つの三角形が重ねて描かれている。なお∠B=45°のほうも∠C=105°なので、どちらの場合も鈍角三角形である。
  2. 正弦定理 を用いて

    △ABCにおいて、∠Aは45°、辺ACの長さは√2、辺BCの長さは2、辺ABの長さはcである。また、角Bと角Cの大きさがそれぞれB、Cと示されている。

    より、 または となるが、 のときは、 となって不適。

    よって、 となる。

    三角形の内角の和は なので また、点 からみる第1余弦定理 より

問題5四角形の計量

四角形 において、 のとき、次の問に答えよ。

  1. の長さを求めよ。
  2. の長さを求めよ。
  3. 四角形 の面積を求めよ。
四角形ABCDにおいて、対角線ACが点線で描かれている。辺の長さはAB=5、BC=8、CD=5であり、角の大きさは∠B=60°、∠CAD=45°である。
解答を見る
  1. に点 からみる余弦定理 を用いて

    △ABCにおいて、辺ABの長さが5、辺BCの長さが8であり、その2辺の間の角である∠Bの大きさが60°であることが示されている。

    よって、 である。

  2. に点 からみる余弦定理 を用いて

    三角形ADCにおいて、辺ACの長さが7、辺CDの長さが5である。また、辺ADと辺ACのなす角CADの大きさが45°となっている。

    2次方程式の解の公式より

  3. の面積を の面積を とすると つまり、 のときは のときは

    四角形 の面積は に等しいので、 が求める答えになる。

    この問では図のように2つの場合がある。

    辺ABが5、BCが8、∠Bが60°である△ABCがあり、破線ACとなす角が45°の直線上に点Dが2つ描かれており、ADが3√2と4√2のどちらの場合もCDの長さは5である。

問題6二等辺三角形を分割する線の長さ

図のような二等辺三角形 において次の問に答えよ。ただし とする。

  1. の長さを求めよ。
  2. の値を求めよ。
AB=AC=a である二等辺三角形ABCの辺BC上に点Dがあり、BD=b、DC=c となっている。頂点Aと点Dは点線で結ばれている。
解答を見る
  1. とおき、 とおく。 に点 からみる余弦定理を用いると

    AB=a、AC=a、∠B=θ、∠C=θである二等辺三角形ABCの辺BC上に点Dがあり、BD=b、DC=cである。頂点Aと点Dを結ぶ線分の長さはxで、頂点Aから辺BCへ破線も引き下ろされている。

    に点 からみる余弦定理を用いると より より なので、両辺を で割って

  2. 1で求めた に代入して

    底辺BCの長さがb+c、∠Bがθ、辺ABの長さがaである△ABCと、辺BAを点A側に長さa延長した点から点Cへ破線を引いた、∠Cを直角とする直角三角形が描かれている。

問題7角の2等分線の定理

次の図の において、点 の二等分線と辺 との交点である。このとき、線分 の長さを求めよ。

△ABCと、頂点Aから辺BC上の点Dへ引かれた線分ADがあり、辺ABの長さは15、辺ACは12、辺BCは18である。∠BADと∠CADには、大きさが等しいことを示す記号が付いている。
解答を見る

とおくと、角の二等分線の定理より、

問題8三角形の外角の二等分線と比

次の図の において、点 の外角の二等分線と半直線 との交点である。このとき、線分 の長さを求めよ。

ABの長さが7、ACの長さが5、BCの長さが6である△ABCがあり、頂点Aにおける外角の二等分線と半直線BCとの交点が点Dとなっている。
解答を見る

とおくと、外角の二等分線の定理より、

問題9円に内接する四角形

円に内接する四角形 において、 とする。

  1. を示せ。
  2. を示せ。
  3. 対角線 の長さを求めよ。
  4. 四角形 の面積を求めよ。
円に内接する四角形ABCDがあり、頂点A、B、C、Dは円周上に配置されている。頂点Bと頂点Dを結ぶ対角線BDが破線で描かれている。
解答を見る

円に内接する四角形ABCDがあり、円の中心と頂点B、Dが線分で結ばれている。また、頂点BとDを結ぶ破線があり、中心のまわりには下側にα、上側にβの中心角が示されている。

中心角は円周角の2倍なので

  • は図の と等しく、
  • は図の と等しい。

ここで、 は円の中心のまわりを1周する角なので、 である。

よって、 2. 1より、 であるので

3. に点 からみる余弦定理を用いて に点 からみる余弦定理を用いて より これを に代入して であるので、 と分かる。 4. より

また、 より

よって、求める面積は

覚えておきたい事項(3問)

暗記1四角形の対角線と面積

2つの対角線の長さが で、そのなす角が である、図のような四角形の面積 を求めよ。

四角形ABCDがあり、対角線ACとBDの交点をPとする。対角線ACの長さがa、BDの長さがbで、∠CPDがθである。
解答を見る

の面積を、それぞれ とおくと となるから

暗記2三角形の面積と内接円の半径

三角形の3つの辺すべてに接する円を、その三角形の内接円 (inscribed circle) という。1つの三角形に対し、内接円は1つに定まる。

である について、内接円の半径を とする。

  1. の値を求めよ。
  2. の面積を求めよ。
  3. の内接円の半径を求めよ。
△ABCの3辺の長さが、辺BCがa、辺CAがb、辺ABがcであり、内接円の中心Iから各頂点A, B, Cに線分が引かれている。点Iから辺ABへ下ろした垂線の長さが半径rとして表されている。
解答を見る
  1. からみる余弦定理より よって、 である。

3.

内接円の中心を とすると、 の面積はそれぞれ となるから、 の面積 とも表せる。よって2と より

暗記3トレミーの定理

図のように、四角形 が円に内接している。 とするとき、以下の式を示せ。

円に内接する四角形ABCDがあり、頂点A、B、C、Dは反時計回りに並んでいる。四角形の内部には、2本の対角線ACとBDが引かれている。
解答を見る
  1. に点 からみる余弦定理を用いると に点 からみる余弦定理を用いると であるので、 より
  2. より 1と同じように整頓すれば これと1の結果より