空間図形の計量の練習問題(全4問・解答つき)

数学I「空間図形の計量」(平面図形・空間図形の計量)の練習問題を4問まとめました。解答は各問のすぐ下に折りたたんであります。そのまま印刷すれば、解答の見えない問題プリントになります。

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問題1直角三角錐の計量

図のように、 の直角三角錐 において、次の問に答えよ。ただし、 とする。

  1. の長さをそれぞれ求めよ。
  2. とするとき、 の値を求めよ。
  3. の面積 を求めよ。
3つの辺OA、OB、OCが点Oで互いに垂直に交わる三角錐OABCがあり、辺OAの長さが2、辺OBの長さが3、辺OCの長さが6とそれぞれ示されている。
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  1. それぞれに、三平方の定理を用いて
  2. に点 からみる余弦定理を用いて
  3. 2より だから、1より の面積

上の例題で、 の面積をそれぞれ とおくと が成り立っているのが確認できる。この関係は、一般の直角三角錐で成り立ち、三平方の定理の空間版といえるものである。

問題2三角錐の計量

図のような三角錐 において、次の問に答えよ。

  1. の長さを求めよ。
  2. の長さを求めよ。
  3. の長さを求めよ。
  4. とするとき、 の値を求めよ。
頂点 O, A, B, C からなる三角錐があり、∠OAB と ∠OAC は直角である。辺 BC の長さは 6 であり、∠OBA=60°、∠OBC=75°、∠OCB=45° である。
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  1. に正弦定理を用いて

    △OBCにおいて、頂点Oの内角が60°、頂点Bの内角が75°、頂点Cの内角が45°であり、辺BCの長さが6であることが示されている。

  2. まず、 に点 からみる第1余弦定理を用いて

    △OBCにおいて、3つの角の大きさが∠BOC=60°、∠OBC=75°、∠BCO=45°であり、辺OBの長さは2√6、辺BCの長さは6と示されている。

    これより、 に三平方の定理を用いて はこれ以上簡単にならない

  3. まず、

    三角形ABCが描かれている。各辺の長さを表す数値として、辺ABの側に√6、辺BCの側に6、辺ACの側に√(6+12√3)が示されている。

    これより、 からみる余弦定理を用いて

問題3正四面体の計量

図のように、1辺の長さが である正四面体 について以下の問に答えよ。

  1. の面積 を求めよ。
  2. 頂点 から に下ろした垂線の足を をするとき、 の長さを求めよ。
  3. 正四面体 に内接する球の半径を求めよ。
  4. 正四面体 に外接する球の半径を求めよ。
一辺の長さが1である正四面体ABCDがあり、頂点Aが上方、底面が△BCDとなるように配置されている。辺ABの横に長さが1であることを示す数値「1」と弧線が添えられている。
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  1. であるから

    三角形の面積参照

  2. まず、辺 の中点を とおくと、 となり、 は、 から におろした垂線の足であるとわかる。

    1辺の長さが1である四面体ABCDにおいて、辺ABの長さが1と示され、辺BC上の点Mと頂点A、Dを結んでできる三角形AMDが斜線で塗りつぶされている。
    1辺の長さが1である四面体ABCDにおいて、辺BC上の点Mと頂点A、Dを結ぶ線分AM、MDが描かれており、△ABMの部分に斜線が施されている。

    まず、 に三平方の定理を用いて よって、 。同様に、 である。

    頂点A、M、Dを頂点とする三角形AMDにおいて、辺MAと辺MDに等しいことを表す記号が付いている。辺MAの長さは2分の√3、辺ADの長さは1と示されている。

    次に、 とおくと、 に点 からみる余弦定理 を用いて

    拡張された三角比の相互関係参照

    であり、 より

    一辺の長さが1の正四面体ABCDにおいて、辺BCの中点Mをとり、頂点Aから線分MDへ垂線AHを下ろしている。三角形AMDには斜線が引かれている。

    よって、 の長さは

    【別解: の重心であることを使う】

    まず、辺 の中点を とおくと、 となるので、 に三平方の定理を用いて よって、 。同様に、 である。

    ここまでは上の解答と共通

    次に、正四面体の対称性から、点 の重心となるので 、つまり

    1辺の長さが1の正四面体ABCDにおいて、辺BCの中点Mを通る線分AM, DMと、頂点Aから線分DMへおろした垂線AHによりできる三角形AMHが斜線で塗られている。

    最後に、 に三平方の定理を用いて よって、 となる。

  3. 内接球の中心の点を とし、その半径を とおく。このとき、正四面体は4つの正三角錐 に分けることができる。

    1辺の長さが1である正四面体ABCDの内部に点Oがあり、点Oと各頂点A、B、C、Dを結ぶ線分が描かれている。

    これらの正三角錐の体積は、どれも であるから、正四面体 の体積 また、1、2より正四面体 の体積 よって、 より

  4. を辺 の中点にとり、 を右図のようにとる。

    球に内接する1辺の長さ1の正四面体ABCDにおいて、辺BCの中点M、頂点Aから面BCDへ下ろした垂線の足H、頂点Dから面ABCへ下ろした垂線の足H'、線分AHとDH'の交点Oが示されている。

    図形の対称性から、外接球の中心 上および 上にあるのがわかる。

    の重心だから となる。同様に、 である。

    ここで、 とおくと、 より

問題4正四角錐の計量

右図のように、底面の1辺の長さが 、高さ である正四角錐 について以下の問に答えよ。

  1. 底面と側面のなす角 を求めよ。
  2. から辺 に下ろした垂線 の長さを求めよ。
  3. 隣り合う2つの側面のなす角 を求めよ。
正四角錐O-ABCDにおいて、頂点Oから底面ABCDに下ろした垂線OHの長さは1、底面の正方形ABCDの1辺BCの長さは2である。
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  1. 正四角錐O-ABCDで、Oから底面に下ろした垂線OHの長さが1、底面の辺BCの長さが2であり、辺ABの中点Mと点H、Oを結んでできる三角形OMHが斜線で塗られている。

    の中点を とおくと、 は共に二等辺三角形であるから、 である。よって、 が底面と側面のなす角 である。

    いま、直角三角形 において、 より、 となる。これは、他の側面についても同様である。

  2. とおくと、三平方の定理より

    四角錐O-ABCDにおいて、辺OB上に点Eがあり、頂点Aから垂線AEが下ろされ直角記号と∠OBA=θが示されている。さらに、頂点Dから点Eへ線分DEが結ばれている。

    である。

    に着目して、 となる。ここで、 に着目すれば、 である。

  3. 正四角錐 O-ABCD の辺 OB 上に点 E があり、線分 AE は辺 OB と垂直に交わっている。この正四角錐の内部にある三角形 AEC が斜線で塗られている。

    であり、 より、 。よって、 が求める角 である。

    に点 からみる余弦定理を用いると よって、 となる。