数学I 第7章 本文の補足 I — 複2次式の因数分解について

複2次式の因数分解について

複2次式の因数分解について

簡単のため、複2次式 )を と変形し、 とおいた という複2次式の因数分解について考える

なお、以下では無理数の係数も許して、実数の範囲で因数分解するものとする。

  1. とおく方法で因数分解できる条件 より、 ならば タイプの因数分解が可能となる。逆に、 のときは が正となるので、 タイプにはならず、この方法では因数分解できない。
  2. に着目する方法で因数分解できる条件 ここで、 ならば この が正ならば と平方の形になるので、 タイプの因数分解が可能となる。 また、 となるのは のときであるから、条件を整理すると または のときである。ここで の場合を の符号でさらに2つに分けたのは、1の方法と重なる範囲を見やすくするためであり、どちらか一方は必ず成り立つので条件そのものは変わっていない。

以上 1、2 を因数分解の手法として覚えやすくまとめると

のときは、 とおくことにより因数分解でき、 のときは に着目して変形することにより因数分解できる。特に、 かつ かつ のときには、どちらの方法でも因数分解できる。

となる。

なお、 のときは より が自動的に成り立つので、2の条件にあった はあらためて書かなくてよい。

最終更新: 2026-08-12

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