2次方程式と2次関数の練習問題(全14問・解答つき)

数学I「2次方程式と2次関数」(関数と方程式・不等式)の練習問題を14問まとめました。解答は各問のすぐ下に折りたたんであります。そのまま印刷すれば、解答の見えない問題プリントになります。

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問題12次方程式を解く(因数分解の利用)

次の2次方程式を解け。

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  1. 左辺を因数分解して
  2. 左辺を因数分解して
  3. 左辺を因数分解して
  4. まず、式を整理すると となるので、左辺を因数分解して
  5. 両辺を 倍すると となるので、左辺を因数分解して

問題22次方程式を解く(解の公式の利用)

次の2次方程式を解け。

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  1. 解の公式より
  2. 解の公式より
  3. 解の公式より
  4. 解の公式より が意味をもたないため、答えは解なし。
  5. 解の公式より
  6. 方程式の両辺に を掛けて整理すると 解の公式より

問題32次方程式を解く(解の公式の利用・ の係数が偶数の場合)

次の2次方程式を解け。

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  1. の係数が偶数の場合の解の公式より

  2. 方程式の両辺に を掛けて整理すると の係数は有理数にしておくとよい(解の分母を有理化しなくて済む)

    の係数が偶数の場合の解の公式より

  3. 方程式の両辺に を掛けて整理すると まず の係数は有理数にしておくとよい(解の分母を有理化しなくて済む) の係数が偶数の場合の解の公式より

問題42次方程式の解の個数の判別

2次方程式 の解の個数は、定数 の値によってどのように変わるか調べよ。

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2次方程式 の判別式を とすると

  1. 、つまり のとき

    となり、方程式の解は2つ存在する。

  2. 、つまり のとき

    となり、方程式の解は1つ存在する。

    つまり重解をもつ

  3. 、つまり のとき

    となり、方程式の解は存在しない。

以上i~iiiより、解の個数は次のようになる。

問題52次方程式の解の個数の判別(の係数が偶数の場合)

2次方程式 の解の個数は、定数 の値によってどのように変わるか調べよ。

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2次方程式 の判別式を とすると の係数が偶数の場合の解の公式参照

  1. 、つまり のとき

    となり、方程式の解は2つ存在する。

  2. 、つまり のとき

    となり、方程式の解は1つ存在する。

    重解をもつ

  3. 、つまり のとき

    となり、方程式の解は存在しない。

以上i~iiiより、解の個数は次のようになる。

問題6解と係数の関係

2次方程式 の2解が であったとき、 を求めよ。

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の両辺を で割って、 となる。この2次方程式の2解が になるので の符号に注意

これより、 である。

実際に を解いて確認しよう

問題7放物線と 軸との共有点を調べる

次の放物線の、 軸との共有点の数を調べよ。また、 軸との共有点があれば、その共有点の座標を求めよ。

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  1. 座標平面上に、下に凸の放物線 y=x^2-x-1 が描かれている。この放物線はx軸と2つの共地点をもち、それぞれのx座標は (1-√5)/2 と (1+√5)/2 である。

    判別式を とすると なので、軸と2つの共有点をもつ。

    また 2次方程式の解の公式

    だから、このグラフと 軸の共有点の座標はとなる。

  2. xy平面上に、上に凸の放物線 y=-4x^2+4x-1 が描かれている。この放物線は、頂点である x軸上の x=1/2 の点で x軸と接している。

    判別式を とすると または

    なので、軸と1つの共有点をもつ(接する)。

    また だから、このグラフと 軸の共有点の座標はとなる。

  3. x軸、y軸と原点Oがある座標平面上に、下に凸の放物線 y=x^2-x+1 が描かれている。放物線は全体がx軸の上方に位置しており、x軸と交わっていない。

    判別式を とすると なので、軸と共有点をもたない。

問題8 軸と接するための条件

2次関数 のグラフが 軸と接するように、定数 の値を定めよ。

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2次関数 の判別式を とすると または

放物線が 軸と接するのは のときであるから

判別式 と放物線の関係参照 になる

2次関数の決定において、 軸との共有点がわかっている場合を考えてみよう。

放物線 軸との交点の 座標が であったとする。このとき、放物線と 軸との共有点で学んだように、 の解も である。

さらに、解と係数の関係で学んだことを用いると「方程式 」と「方程式 」は一致している。 の係数をあわせて、 とわかる。

問題92次関数の決定( 軸との交点の座標が与えられた場合)

グラフと 軸との交点の座標が であり、点 を通る2次関数の式を求めよ。

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軸との交点の 座標が なので、求める2次関数は とおける。

また、この2次関数は を通るので,より を得る。これより、 となるので、求める2次関数は 、つまり となる。

問題10放物線と直線・放物線の交点

放物線 について

  1. 直線 との交点を求め、 のグラフを描け。
  2. 放物線 との交点を求め、 のグラフを描け。
  3. 直線 との共有点が1つであるように、 の値を定めよ。また、そのときの のグラフを描け。
  4. 放物線 との共有点が1つであるように、 の値を定めよ。また、そのときの のグラフを描け。
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  1. の交点の座標は、連立方程式     の解に一致する。

    の左辺に を代入してこれを解くと

    座標平面上で、下に凸の放物線 C と右下がりの直線 L1 が 2 点で交わっており、交点の座標が (-1, 6) と (2, 3) であることが示されている。

    となる。 に代入して を求めれば

    • のとき
    • のとき

    であるので、交点の座標は である。

    グラフは。右図のようになる。

  2. の交点の座標は、連立方程式 の解に一致する。

    の左辺に を代入してこれを解くと

    座標平面上に、下に凸の曲線Cと上に凸の曲線C1が描かれており、2つの交点の座標は(-1, 6)と(3/2, 9/4)であることが示されている。

    となる。 によって を求めれば

    • のとき
    • のとき

    であるので、交点の座標は である。

    グラフは、右図のようになる。

  3. 2つのグラフの共有点が1つであるには、連立方程式 の解が重解であればよい。

    の左辺に を代入して となる。 の判別式を となればよいので、

    の係数は である。 このとき、直線 を表す式は となる。

    座標平面上に、頂点(1, 2)でy軸上の点(0, 3)を通る下に凸の放物線Cと、x軸の3/2を通る直線L_2が描かれており、両者はy軸上の点(0, 3)で交わっている。

    また、 の共有点は、再び連立方程式 を解いて

    つまり、グラフは右図のようになる。

  4. 2つのグラフの共有点が1つであるには、連立方程式 の解が重解であればよい。

    の左辺へ を代入して となる。 の判別式を となればよいので、

    1. 座標平面上に、ともに下に凸である2つの放物線C, C2が描かれている。放物線Cの頂点は(1, 2)、C2の頂点は(-1/3, 14/3)であり、2つの放物線は点(-1, 6)で交わっている。

      のとき

      放物線 を表す式は となる。 の共有点は、再び連立方程式 を解いて

      グラフは、右図のようになる。

    2. 座標平面上に、ともに下に凸な2つの放物線CとC2がある。2つの放物線はy軸上の点(0, 3)で交わっており、Cの頂点は(1, 2)、C2の頂点は(1/3, 8/3)である。

      のとき

      放物線 を表す式は となる。 の共有点は、再び連立方程式 を解いて

      グラフは、右図のようになる。

放物線と直線、放物線と放物線の共有点が1点のとき、その2つのグラフはその点で接するといい、その共有点を接点という。

たとえば上の例題の3では、直線 と放物線 は接していて、その接点は である。

覚えておきたい事項(4問)

暗記12次方程式の解法(因数分解の利用)

2次方程式 を、因数分解を使って解くことを考えよう。

左辺を因数分解すると、2次方程式は と変形できる。

一般に、実数 について が成り立つから、 と考えれば が成り立つ。

この2つの式は、1次方程式であり、それぞれ解くと となり、これが2次方程式の解である。

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暗記2平方完成を利用した2次方程式の解法

『2次方程式の解法』の例題では、因数分解を利用して解いた2次方程式 を、今度は平方完成を使って解いてみよう。

まず、 の係数 によって の項をくくると を利用して、中かっこ の中を平方完成すると 2乗して になるので、 の平方根であるから が解となる。

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以上のように、平方完成を利用すれば、一般の2次方程式を解くことができることがわかった。しかし、2次方程式を解くたびに平方完成を実行していたのでは大変なので、結果を公式化してみよう。

具体的な2次方程式 3x^2+2x-8=0 と一般の2次方程式 ax^2+bx+c=0 について、平方完成を経て x=(-b±√(b^2-4ac))/2a を導く式変形の過程が左右並列で示されている。

を満たす実数 は、 であるが、 を満たすような実数 は存在しない。同様に、上の式変形での において、右辺にある「 」の値が 以上ならば、この2次方程式は解をもつが、「 」の値が負ならば、この2次方程式は解をもたない。

この 2次方程式の判別式 (discriminant) といい、2次関数の場合と同じように で表す。

暗記32次関数から2次方程式を考える

2次関数 について、放物線 軸の共有点の座標を求めたい。次の空欄に適当な数字を入れよ。

における判別式 の値は と計算できるので、 のグラフは 軸と2つの共有点をもつのがわかる。

このグラフによる 軸との共有点の 座標は である。よって、共有点の 座標は という2次方程式の解である。

この式は簡単には因数分解できないので、解の公式を用いて解を求める。

2次方程式の解の公式参照

すなわち、 のグラフと 軸との共有点の 座標は である。

下に凸の放物線 y=x^2-3x-3 と、右向きに矢印のあるx軸が描かれている。放物線はx軸と2箇所で交わっており、原点やy軸、数値の目盛りは示されていない。 x軸と交わる下に凸の放物線 y=x^2-3x-3 があり、2つの共有点の x座標に D分の(C-√A) と D分の(C+√A) がそれぞれ示されている。

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の計算 

の計算 

暗記42次方程式から2次関数を考える

次の空欄に適当な数字または文字を入れよ。

2次方程式 の解について考える。

ここで、上の2次方程式の「左辺を とおいた2次関数」 のグラフと、 軸との交点の 座標は、方程式 の解と一致する。

なぜなら、この 座標は、2次関数の式 を代入した を解くことによって求めるからである。

いま、この2次関数 の判別式 となるので、この放物線は 軸と共有点をもたない。

実際、2次方程式 の判別式も となり、を満たす実数 は存在しないことがわかる。

xy平面上に、x軸と共有点を持たない下に凸の放物線 y=x^2-4x+5 が描かれている。放物線全体がx軸より上側に位置しており、y軸と正の部分で交わっている。
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の計算

以上のことから、次のことがまとめられる。