2次方程式と2次関数の練習問題(全14問・解答つき)
数学I「2次方程式と2次関数」(関数と方程式・不等式)の練習問題を14問まとめました。解答は各問のすぐ下に折りたたんであります。そのまま印刷すれば、解答の見えない問題プリントになります。
印刷すると、開いている解答だけが一緒に刷られます
問題12次方程式を解く(因数分解の利用)
次の2次方程式を解け。
- x²-2x-15=0
- x²-8x+16=0
- 12x²-17x+6=0
- 3x²+2x-3=-2x+1
- 1/9x²+x+2=0
解答を見る
- 左辺を因数分解して
(x+3)(x-5)=0 ⇔ x=-3 , 5
- 左辺を因数分解して
(x-4)²=0 ⇔ x=4
- 左辺を因数分解して
(4x-3)(3x-2)=0 ⇔ x=3/4 , 2/3
- まず、式を整理すると 3x²+4x-4=0 となるので、左辺を因数分解して
(x+2)(3x-2)=0 ⇔ x=-2 , 2/3
- 両辺を 9 倍すると x²+9x+18=0 となるので、左辺を因数分解して
(x+6)(x+3)=0 ⇔ x=-6 , -3
問題22次方程式を解く(解の公式の利用)
次の2次方程式を解け。
- x²+7x+2=0
- x²+8x-3=0
- x²-x-3=0
- x²-4x+5=0
- 4x²+6x+1=0
- 1/6x²+1/2x-1/3=0
解答を見る
- 解の公式より
x²+7x+2=0 ⇔ x=(-7±√(7²-4・1・2))/2・1 =(-7±√41)/2
- 解の公式より
x²+8x-3=0 ⇔ x=(-8±√(8²-4・1・(-3)))/2・1 =(-8±2√19)/2=-4±√19
- 解の公式より
x²+x-3=0 ⇔ x=1±√((-1)²-4・1・(-3))/2・1 =1±√13/2
- 解の公式より
x=4±√((-4)²-4・1・5)/2・1 =4±√(-4)/2
√(-4) が意味をもたないため、答えは解なし。
- 解の公式より
4x²+6x+1=0 ⇔ x=(-6±√(6²-4・4・1))/2・4 =(-6±2√5)/8 =(-3±√5)/4
- 方程式の両辺に 6 を掛けて整理すると
x²+3x-2=0
解の公式より
x=(-3±√(3²-4・1・(-2)))/2・1 =(-3±√17)/2
問題32次方程式を解く(解の公式の利用・x の係数が偶数の場合)
次の2次方程式を解け。
- x²-6x+4=0
- √2x²-4x-√2=0
- 2(2-√3)x²+2(1-√3)x+1=0
解答を見る
x の係数が偶数の場合の解の公式より
x²-6x+4=0 ⇔ x=3±√((-3)²-1・4)=3±√5
ax2+2b'x+c=0の解 x=-b'±√b'²-aca
方程式の両辺に √2 を掛けて整理すると
2x²-4√2x-2=0 ⇔x²-2√2x-1=0
x² の係数は有理数にしておくとよい(解の分母を有理化しなくて済む)
x の係数が偶数の場合の解の公式より
x=√2±√((-√2)²-1・(-1)) =√2±√3
方程式の両辺に 2+√3 を掛けて整理すると
2(4-3)x² +2(-1-√3)x+(2+√3)=0 ⇔ 2x²-2(1+√3)x+2+√3=0
まず x² の係数は有理数にしておくとよい(解の分母を有理化しなくて済む)
x の係数が偶数の場合の解の公式より
x={(1+√3)± √({-(1+√3)}²-2・(2+√3))} ÷2 =(1+√3±√(4+2√3-4-2√3))/2 =(1+√3)/2
問題42次方程式の解の個数の判別
2次方程式 x²-(k-1)x+1/4k²+k+1=0 の解の個数は、定数 k の値によってどのように変わるか調べよ。
解答を見る
2次方程式 x²-(k-1)x+1/4k²+k+1=0 の判別式を D とすると
D={-(k-1)}²-4・1・(1/4k²+k+1) =k²-2k+1-k²-4k-4 =-6k-3
-6k-3>0、つまり k<-1/2 のとき
D>0 となり、方程式の解は2つ存在する。
-6k-3=0、つまり k=-1/2 のとき
D=0 となり、方程式の解は1つ存在する。
つまり重解をもつ
-6k-3<0、つまり k>-1/2 のとき
D<0 となり、方程式の解は存在しない。
以上i~iiiより、解の個数は次のようになる。
- k<-1/2のとき2個
- k=-1/2のとき1個
- k>-1/2のとき0個
問題52次方程式の解の個数の判別(xの係数が偶数の場合)
2次方程式 3x²-2(m+1)x+1/3m²+m=0 の解の個数は、定数 m の値によってどのように変わるか調べよ。
解答を見る
2次方程式 3x²-2(m+1)x+1/3m²+m=0 の判別式を D とすると
D/4={-(m+1)}²-3・(1/3m²+m) =m²+2m+1-m²-3m =-m+1
x の係数が偶数の場合の解の公式参照
-m+1>0、つまり m<1 のとき
D/4>0 となり、方程式の解は2つ存在する。
-m+1=0、つまり m=1 のとき
D/4=0 となり、方程式の解は1つ存在する。
重解をもつ
-m+1<0、つまり m>1 のとき
D/4<0 となり、方程式の解は存在しない。
以上i~iiiより、解の個数は次のようになる。
- m<1のとき2個
- m=1のとき1個
- m>1のとき0個
問題6解と係数の関係
2次方程式 2x²+ax+b=0 の2解が x=1/2、-1 であったとき、a、b を求めよ。
解答を見る
2x²+ax+b=0 の両辺を 2 で割って、
x²+a/2x+b/2=0
となる。この2次方程式の2解が x=1/2、-1 になるので
1/2+(-1)=-a/2 , 1/2×(-1)=b/2
-a/2の符号に注意
これより、 a=1, b=-1 である。
実際に 2x²+x-1=0 を解いて確認しよう
問題7放物線と x 軸との共有点を調べる
次の放物線の、x 軸との共有点の数を調べよ。また、x 軸との共有点があれば、その共有点の座標を求めよ。
- y=x²-x-1
- y=-4x²+4x-1
- y=x²-x+1
解答を見る
判別式を D とすると
D=(-1)²-4・(-1)=5>0
なので、x軸と2つの共有点をもつ。
また
x²-x-1=0 ⇔ x=1±√5/2
2次方程式の解の公式
だから、このグラフと x 軸の共有点の座標は((1-√5)/2 , 0)、((1+√5)/2 , 0)となる。
判別式を D とすると
D/4=2²-(-4)・(-1)=0
または D=4²-4・(-4)・(-1)=0
なので、x軸と1つの共有点をもつ(接する)。
また
-4x²+4x-1=0 ⇔ 4x²-4x+1=0 ⇔ (2x-1)²=0 ⇔ x=1/2
だから、このグラフと x 軸の共有点の座標は(1/2 , 0)となる。
判別式を D とすると
D=(-1)²-4=-3<0
なので、x軸と共有点をもたない。
問題8x 軸と接するための条件
2次関数 y=4x²+2(k-1)x-k+4 のグラフが x 軸と接するように、定数 k の値を定めよ。
解答を見る
2次関数 y=4x²+2(k-1)x-k+4 の判別式を D とすると
D/4=(k-1)²-4(-k+4) =k²-2k+1+4k-16 =k²+2k-15
または D=4k²+8k-60
放物線が x 軸と接するのは D=0 のときであるから
判別式 D と放物線の関係参照
k²+2k-15=0 ⇔ (k+5)(k-3)=0 ∴k=-5 , 3
k=-5→ y=2(x-3/2)² k=3 → y=2(x+12)²
になる
2次関数の決定において、x 軸との共有点がわかっている場合を考えてみよう。
放物線 y=ax²+bx+c と x 軸との交点の x 座標が -3、1 であったとする。このとき、放物線と x 軸との共有点で学んだように、 ax²+bx+c=0 の解も -3、1 である。
さらに、解と係数の関係で学んだことを用いると「方程式 ax²+bx+c=0」と「方程式 (x+3)(x-1)=0」は一致している。x² の係数をあわせて、 ax²+bx+c=a(x+3)(x-1) とわかる。
問題92次関数の決定(x 軸との交点の座標が与えられた場合)
グラフと x 軸との交点の座標が (-1, 0)、(2, 0) であり、点 (1, -2) を通る2次関数の式を求めよ。
解答を見る
x 軸との交点の x 座標が -1、2 なので、求める2次関数は
y=a(x+1)(x-2)1
とおける。
また、この2次関数は (1, -2) を通るので,より
-2=a(1+1)(1-2)
を得る。これより、 a=1 となるので、求める2次関数は y=(x+1)(x-2)、つまり
y=x²-x-2
となる。
問題10放物線と直線・放物線の交点
放物線 C:y=x²-2x+3 について
- 直線 L1:y=-x+5 との交点を求め、C と L1 のグラフを描け。
- 放物線 C1:y=-x²-x+6 との交点を求め、C と C1 のグラフを描け。
- 直線 L2:y=-2x-k との共有点が1つであるように、k の値を定めよ。また、そのときの C と L2 のグラフを描け。
- 放物線 C2:y=3x²+2ax+a+4 との共有点が1つであるように、a の値を定めよ。また、そのときの C と C2 のグラフを描け。
解答を見る
C と L1 の交点の座標は、連立方程式
y=x²-2x+3 y=-x+5
の解に一致する。
y=-x+5 の左辺に y=x²-2x+3 を代入してこれを解くと
x²-2x+3=-x+5 ⇔ x²-x-2=0 ∴x=2, -1
となる。 y=-x+5 に代入して y を求めれば
であるので、交点の座標は (-1, 6)、(2, 3) である。
グラフは。右図のようになる。
C と C1 の交点の座標は、連立方程式
y=x²-2x+3 y=-x²-x+6
の解に一致する。
y=-x²-x+6 の左辺に y=x²-2x+3 を代入してこれを解くと
x²-2x+3=-x²-x+6 ⇔ 2x²-x-3=0 ∴x=3/2, -1
となる。 y=-x²-x+6 によって y を求めれば
- x=3/2 のとき y=9/4
- x=-1 のとき y=6
であるので、交点の座標は (-1, 6)、(3/2, 9/4) である。
グラフは、右図のようになる。
2つのグラフの共有点が1つであるには、連立方程式
y=x²-2x+3 y=-2x-k
の解が重解であればよい。
y=-2x-k の左辺に y=x²-2x+3 を代入して
x² -2x+3 =-2x-k ⇔ x²+3+k=0
となる。 x²+3+k=0 の判別式を D が 0 となればよいので、
x の係数は 0 である。
D/4=0²-1・(3+k)=0 ∴k=-3
このとき、直線 L2 を表す式は y=-2x+3 となる。
また、C と L2 の共有点は、再び連立方程式
y=x²-2x+3 y=-2x+3
を解いて (x, y)=(0, 3)。
つまり、グラフは右図のようになる。
2つのグラフの共有点が1つであるには、連立方程式
y=x²-2x+3 y=3x²+2ax+a+4
の解が重解であればよい。
y=3x²+2ax+a+4 の左辺へ y=x²-2x+3 を代入して
x²-2x+3=3x²+2ax+a+4 ⇔ 2x²+(2a+2)x+a+1=0
となる。 2x²+(2a+2)x+a+1=0 の判別式を D が 0 となればよいので、
D/4=(a+1)²-2・(a+1)=0 a²-1=0 ∴a=1, -1
a=1 のとき
放物線 C2 を表す式は y=3x²+2x+5 となる。C と C2 の共有点は、再び連立方程式
y=x²-2x+3 y=3x²+2x+5
を解いて (x, y)=(-1, 6)。
グラフは、右図のようになる。
a=-1 のとき
放物線 C2 を表す式は y=3x²-2x+3 となる。C と C2 の共有点は、再び連立方程式
y=x²-2x+3 y=3x²-2x+3
を解いて (x, y)=(0, 3)。
グラフは、右図のようになる。
放物線と直線、放物線と放物線の共有点が1点のとき、その2つのグラフはその点で接するといい、その共有点を接点という。
たとえば上の例題の3では、直線 L2 と放物線 C は接していて、その接点は (0, 3) である。
覚えておきたい事項(4問)
暗記12次方程式の解法(因数分解の利用)
2次方程式 3x²+2x-8=0 を、因数分解を使って解くことを考えよう。
左辺を因数分解すると、2次方程式は
(x+[A])([B]x-[C])=0
と変形できる。
一般に、実数 P、Q について
またはPQ=0 ⇔ P=0 または Q=0
が成り立つから、 P=x+[A]、 Q=[B]x-[C] と考えれば
またはx+[A]=0 または [B]x-[C]=0
が成り立つ。
この2つの式は、1次方程式であり、それぞれ解くと
x=-[D] , x=[E]/[F]
となり、これが2次方程式の解である。
解答を見る
[A]=2、 [B]=3、 [C]=4、 [D]=2、 [E]=4、 [F]=3
暗記2平方完成を利用した2次方程式の解法
『2次方程式の解法』の例題では、因数分解を利用して解いた2次方程式 3x²+2x-8=0 を、今度は平方完成を使って解いてみよう。
まず、x² の係数 3 によって x² と x の項をくくると
3{x²+[A]/[B]x}-8=0
[A]/[B]×1/2=[C]/[D] を利用して、中かっこ { } の中を平方完成すると
3{(x+[C]/[D])²-([C]/[D])²}-8=0 ⇔ 3{(x+[C]/[D])²-[E]/[F]}-8=0 ⇔ 3(x+[C]/[D])²-[G]/[H]-8=0 ⇔ (x+[C]/[D])²=[I]/[J]
2乗して [I]/[J] になるので、 x+[C]/[D] は [I]/[J] の平方根であるから
x+[C]/[D]=±√([I]/[J]) ⇔ x+[C]/[D]=±[K]/[L] ⇔ x=-[M] , [N]/[O]
が解となる。
解答を見る
[A]=2、 [B]=3、 [C]=1、 [D]=3、 [E]=1、 [F]=9、 [G]=1、 [H]=3、 [I]=25、 [J]=9、 [K]=5、 [L]=3、 [M]=2、 [N]=4、 [O]=3
以上のように、平方完成を利用すれば、一般の2次方程式を解くことができることがわかった。しかし、2次方程式を解くたびに平方完成を実行していたのでは大変なので、結果を公式化してみよう。
○²=3 を満たす実数 ○ は、 ○=±√3 であるが、 ○²=-3 を満たすような実数 ○ は存在しない。同様に、上の式変形での (x+b/2a)²=(b²-4ac)/4a² において、右辺にある「 b²-4ac」の値が 0 以上ならば、この2次方程式は解をもつが、「 b²-4ac」の値が負ならば、この2次方程式は解をもたない。
この b²-4ac を2次方程式の判別式 (discriminant) といい、2次関数の場合と同じように D で表す。
暗記32次関数から2次方程式を考える
2次関数 f(x)=x²-3x-3 について、放物線 y=f(x) と x 軸の共有点の座標を求めたい。次の空欄に適当な数字を入れよ。
y=f(x)=x²-3x-3 における判別式 D の値は
D=[A]>0
と計算できるので、 y=f(x) のグラフは x 軸と2つの共有点をもつのがわかる。
このグラフによる x 軸との共有点の y 座標は [B] である。よって、共有点の x 座標は
x²-3x-3=[B]
という2次方程式の解である。
この式は簡単には因数分解できないので、解の公式を用いて解を求める。
2次方程式の解の公式参照
x=[C]±√[A]/[D]
すなわち、 y=f(x) のグラフと x 軸との共有点の x 座標は ([C]-√[A])/[D] と ([C]+√[A])/[D] である。

解答を見る
[A]=21、 [B]=0、 [C]=3、 [D]=2
[A]の計算 D=(-3)²-4・1・(-3)=21
[C]、[A]、[D]の計算 x=(-(-3)±√21)/2・1=3±√21/2
暗記42次方程式から2次関数を考える
次の空欄に適当な数字または文字を入れよ。
2次方程式
x²-4x+5=03
の解について考える。
ここで、上の2次方程式の「左辺を y とおいた2次関数」
[A]=x²-4x+54
のグラフと、x 軸との交点の x 座標は、方程式 の解と一致する。
なぜなら、この x 座標は、2次関数の式 に [A]=[B] を代入した
x²-4x+5=[B]
を解くことによって求めるからである。
いま、この2次関数 の判別式 D は
D=[C]<0
となるので、この放物線は x 軸と共有点をもたない。
実際、2次方程式 の判別式も
D=[C]<0
となり、を満たす実数 x は存在しないことがわかる。
解答を見る
[A]=y、 [B]=0、 [C]=-4
[C] の計算
D=(-4)²-4・1・5=16-20=-4
以上のことから、次のことがまとめられる。