数学I 第5章 三角比 — 有名角以外の三角比
15°、75°、105°、165°の三角比
15°、75°、90°の三角形を考える
15° に関する三角比を考えるため、まず図のような直角三角形 ABC の AC、AB の長さを求めよう。
ここで、辺 AB 上に点 D を ∠CDB=30° となるようにとると、 ∠DCB=60° であるから、 ∠DCA=75°-60°=15° である。このとき、 ∠DCA=∠DAC=15° となるから、△DCA は二等辺三角形とわかる。
△BCD において、 BC=1 から
DB=√3, DC=2
となり、また △DCA は二等辺三角形だったから
AD=DC=2
となる。以上より、 AB=2+√3 とわかった。
さらに、直角三角形 ABC に三平方の定理を用いて
AC=√(AB²+BC²) =√((2+√3)²+1²) =√(7+4√3+1) =√(8+4√3)
ここで、√(8+4√3) の2重根号をはずすと(2重根号参照)
√(8+4√3)=√(8+2√12) =√(√6+√2)² =√6+√2
より、 AC=√6+√2 となる。
15°の三角比とその周辺
以上から直角三角形 ABC の3辺の長さは、図のようになる。
これより、15° の三角比は以下のように求められる。
sin15°=CB/AC =1/(√6+√2) =(√6-√2)/(√6+√2)(√6-√2) =(√6-√2)/4 cos15°=AB/CA =(2+√3)/(√6+√2) =(2+√3)(√6-√2)/(√6+√2)(√6-√2) =(2√6-2√2+3√2-√6)/(6-2) =(√6+√2)/4 tan15°=BC/AB =1/(2+√3)=(2-√3)/(2+√3)(2-√3) =2-√3
問題115° とその周辺の三角比
sin15°=(√6-√2)/4、 cos15°=(√6+√2)/4、 tan15°=2-√3 を利用して、次の三角比を求めよ。
- sin75°、cos75°、tan75°
- sin105°、cos105°、tan105°
- sin165°、cos165°、tan165°
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75°=90°-15° であるから、 90°-θ の三角比より次のように求めることができる。
sin75°=sin(90°-15°) =cos15°=(√6+√2)/4 cos75°=cos(90°-15°) =sin15°=(√6-√2)/4 tan75°=tan(90°-15°) =1/tan15°=2+√3
105°=90°+15° であるから、 90°+θ の三角比より次のように求めることができる。
sin105°=sin(90°+15°) =cos15°=(√6+√2)/4 cos105°=cos(90°+15°) =-sin15°=-(√6-√2)/4 tan105°=tan(90°+15°) =-1/tan15°=-2-√3
165°=180°-15° であるから、 180°-θ の三角比より次のように求めることができる。
sin165°=sin(180°-15°) =sin15°=(√6-√2)/4 cos165°=cos(180°-15°) =-cos15°=-(√6+√2)/4 tan165°=tan(180°-15°) =-tan15°=-2+√3
§
定理115° とその周辺の三角比
次の図のような A=15° の直角三角形 ABC において、 ∠DCB=60° となるように点 D をとることにより、各辺の比がわかるので、以下のような三角比の値が求められる。
sin15°=(√6-√2)/4 cos15°=(√6+√2)/4 tan15°=2-√3
sin75°=(√6+√2)/4 cos75°=(√6-√2)/4 tan75°=2+√3
sin105°=(√6+√2)/4 cos105°=-(√6-√2)/4 tan105°=-2-√3
sin165°=(√6-√2)/4 cos165°=-(√6+√2)/4 tan165°=-2+√3
これらの角以外にも、18°、36°、72°、144° などの角も、特殊な三角形を考えることによって三角比を 求めることができる。これらについては 36°、72° などの三角比を参照のこと。
最終更新: 2026-08-10
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