数学I 第5章 三角比 — 有名角以外の三角比

の三角比

の三角形を考える

に関する三角比を考えるため、まず図のような直角三角形 の長さを求めよう。

ここで、辺 上に点 となるようにとると、 であるから、 である。このとき、 となるから、 は二等辺三角形とわかる。

∠B=90°、∠C=75°、BC=1の直角三角形ABCに対し、辺AB上に点Dをとり線分CDを引いた変化を示す。CDにより∠CDB=30°、∠DCB=60°ができ、DB=√3、AD=DC=2となる。 において、 から となり、また は二等辺三角形だったから となる。以上より、 とわかった。

さらに、直角三角形 に三平方の定理を用いて ここで、 の2重根号をはずすと(2重根号参照) より、 となる。

の三角比とその周辺

以上から直角三角形 の3辺の長さは、図のようになる。

∠Bが直角である直角三角形ABCにおいて、∠Cは75°であり、辺ABの長さは2+√3、辺BCの長さは1、斜辺ACの長さは√6+√2である。

これより、 の三角比は以下のように求められる。

問題1 とその周辺の三角比

を利用して、次の三角比を求めよ。

解答を見る
  1. であるから、 の三角比より次のように求めることができる。

    ∠C=90°の直角三角形ABCにおいて、∠A=15°、∠B=75°と示されている。頂点Bの右上には、角Bの位置から三角形を覗き込む視点を表す目のマークが描かれている。

  2. であるから、 の三角比より次のように求めることができる。

    単位円上に、x軸とのなす角が15°である動径上の点P(x, y)と、105°である動径上の点P'(-y, x)がある。それぞれx軸、y軸に下ろした垂線による2つの直角三角形が示されている。

  3. であるから、 の三角比より次のように求めることができる。

    座標平面上に半径1の半円があり、動径OPの表す角が15°で点Pの座標は(x, y)、y軸に関して対称な点P'(-x, y)の動径OP'の表す角が165°であることを示している。

§

定理1 とその周辺の三角比

次の図のような の直角三角形 において、 となるように点 をとることにより、各辺の比がわかるので、以下のような三角比の値が求められる。

∠A=15°、BC=1の直角三角形ABCに補助線CDをひき、∠DCB=60°とすると、∠CDB=30°となり、DB=√3、AD=CD=2、斜辺AC=√6+√2と各辺の長さが求まる様子を表している。

これらの角以外にも、 などの角も、特殊な三角形を考えることによって三角比を 求めることができる。これらについては などの三角比を参照のこと。

最終更新: 2026-08-10

この節についてAIに質問する

この節に書かれている内容だけを根拠に答えます。個人情報は書かないでください。
送信のとき、機械による連投を防ぐ確認(Cloudflare Turnstile)を通します。