円の方程式の練習問題(全13問・解答つき)

数学II「円の方程式」(図形と方程式)の練習問題を13問まとめました。解答は各問のすぐ下に折りたたんであります。そのまま印刷すれば、解答の見えない問題プリントになります。

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問題1円の方程式

座標平面上に次のような円があるとき、その方程式をそれぞれ求めよ。

  1. 中心、半径
  2. 中心 、半径
  3. 中心 、半径
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問題2円の方程式〜平方完成形と標準形〜

次の方程式のうち、円の方程式を表すものについては中心と半径を求めよ。

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  1. 与式の左辺を平方完成すると

    となるので、

    中心は

    ,

    半径は

    .

  2. 与式の左辺を平方完成すると

    となるので、

    中心は

    ,

    半径は

    .

  3. 与式の左辺を平方完成すると

    となるので、この方程式は円を表さない。

  4. 与式の左辺を平方完成すれば

    となるので、この方程式は円を表さない。

    ←この方程式を満たす必要十分条件は、 であるので、 のみが方程式を満たす。 つまり、方程式 のグラフは、 「点 」となる。

問題3円の方程式の決定〜その1〜

  1. 半径がであり、軸、軸の両方に接する円はいくつあるか。 また、それぞれの方程式を求めよ。
  2. 中心が直線 上にあり、を通る円の方程式を求めよ。
  3. 中心が直線 上にあり、 を通る円の方程式を求めよ。
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  1. 図のように考えれば、円が

    4つ

    あることが分かる。

    中心は であるので

    が求める方程式になる。

  2. 与えられた円の方程式は とおくことができる。

    を通ることから~~

    を通ることから~~

    である。これらを整頓して、連立方程式

    を得る。上の式を、下の式をすると、から なので 。

    ←のにを代入すると考えてもよい。

    に代入すれば であるので、 求める円の方程式は となる。

  3. 与えられた円の方程式は とおくことができる。

    ←中心は直線 上にあるので、中心の座標をとおくと座標もになる。

    を通ることから~~

    を通ることから~~

    である。これらを整頓して、連立方程式

    を得る。上の式を、下の式をとすると、から なので 。

    ←のにを代入すると考えてもよい。

    に代入すれば であるので、 求める円の方程式は となる。

座標平面上に、x軸とy軸の両方に接する等しい大きさの4つの円が、各象限に1つずつ配置されている。接点はx軸およびy軸上の3と-3の位置にあり、4つの中心を結ぶ点線が描かれている。

問題4円の方程式〜その2〜

  1. の3点を通る円の方程式を求めよ。
  2. とする。の外接円の中心と半径を求めよ。
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  1. 求める円の方程式を とおく。

    を通ることから

    を通ることから

    を通ることから

    である。これらを整頓して、連立方程式を得る。

    上の式から順に,,とする

    ← より

    より となって 。 からを求めればよい

    これを解いて 。 よって、求める方程式は である。

  2. の外接円は3点を通る円に一致する。 その方程式を とおく。

    を通ることから

    を通ることから

    を通ることから

    である。これらを整頓して、連立方程式を得る。

    上の式から順に,,とする

    ← より

    より

    \href{#eq-ennohouteishiki-sono2-44}{\enclose{circle}{4}'}と\href{#eq-ennohouteishiki-sono2-55}{\enclose{circle}{5}'}を連立して 。\href{#eq-ennohouteishiki-sono2-4}{\enclose{circle}{4}}から 。

    これを解いて 。よって、の外接円の方程式は

    。

    平方完成型に変形すると となり、

    ←中心と半径を求めるため平方完成型に変形

    の外接円の中心は 、半径はである。

    【2.の別解(略解)】

    ←もちろん1.も同じようにして解くことができる。

    外接円の中心をとすると、 であるので

    これを解いて 、外接円の半径は 。

問題5円と直線の共有点の座標

座標平面上に円 があるとき、以下の問いに答えよ。

  1. 直線 と円の共有点があれば、すべて求めよ。
  2. 直線 と円の共有点があれば、すべて求めよ。
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  1. 直線と円の共有点は、連立方程式

    の解に一致する。上の式を、下の式をとするとき、より であるので、 これをに代入すれば

    これを解いて 。 より、求める共有点の座標は。

    ←に代入してを解く。 のとき のとき となる。

  2. 直線と円の共有点は、連立方程式

    の解に一致する。上の式を、下の式をとするとき、 より であるので、 これをに代入すれば

    となる。2次方程式の判別式をとすると

    であるので、は実数解を持たない。 つまり、

    とは共有点を持たない。

    ←は実数解を持たないことは、連立方程式、は実数解を持たないことになるため。

問題6円が切り取る線分の長さ

円 と直線 が2点で交わり、 であるとき、 の値を求めたい。 以下のに入る式・言葉・値を答えよ。

図のように、円の中心をとし、から直線 へ下ろした垂線の足をとおく。 このとき、 であるので、三平方の定理より、 。

ところで、の長さは、点と直線の距離に一致するので、 点と直線の距離より

よって、方程式 を解けば、 と求められる。

座標平面上に原点Oを中心とする円と直線x+2y=kがあり、その2つの交点をA、Bとする。原点Oから線分ABに下ろした垂線の足HとOを結ぶ線分OHが点線で描かれている。
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(直線)

←直線 と点の距離を点と直線の距離で計算

、 つまり、 。

問題7円周上の点から引いた接線の方程式〜その1〜

円 の周上の点を接点とする接線をとする。

  1. 接線が線分と直交することから、の傾きを求めよ。
  2. の方程式を求めよ。
座標平面上に原点Oを中心とする円Cがある。第一象限の円周上にある点P(3, 4)において、円Cに接する直線lが右下がりに描かれている。
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  1. 線分の傾きは 。

    接線と線分が直交するので、の傾きは

    ←(の傾き)(の傾き)

  2. はを通り傾きの直線であるので

一般に、円 の周上の点を接点とする接線の方程式はどうなるだろうか。とすると、接線は線分と直交し、線分の傾きは であるので、

(直線の傾き) (直線の傾き)

となる。よって、はを通り傾きの直線と分かるので

となる。ここで、は円の周上にあるので、 を満たす。 つまり、の方程式は となる。

なお、以上は かつ の場合の計算である。 のときの接線は 、 のときの接線は となるが、 これらは にそれぞれ 、 を代入して得られる式と一致する。 よって、この方程式はすべての場合に成り立つ。

問題8円周上の点から引いた接線の方程式〜その2〜

  1. 円 の周上の点で接する、接線の方程式を求めよ。
  2. 円 の周上の点 で接する、接線の方程式を求めよ。
  3. 円 の周上の点 で接する、接線の方程式を求めよ。
  4. 円 の周上の点 で接する、接線の方程式を求めよ。
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  1. を平方完成形に変形して となる。よって、 で接する接線の方程式は

問題9円周外の点から引いた接線の方程式

円 と点について、から引いたの接線の方程式を求めたい。以下のに入る式・言葉・値を答えよ。

直線の傾きをとする。はを通り傾きの直線となるので、 方程式はとなる。 条件「円と直線 が接する」は

「円のと直線 の距離がに等しい」

という条件と必要十分条件である。

と、円の中心の距離は点と直線の距離を用いてと書けるので、

が成り立つ。これを解いて (ただし、 )。 よって、の方程式は

のとき のとき。

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~中心(つまり、原点)

~(または円の半径)

←点と直線の距離

←途中の計算は以下のようになる。

両辺とも正なので、両辺2乗して

問題102円の関係

円はを中心とした半径の円、円はを中心とした半径の円とする。

  1. のとき、円とはどんな位置関係にあるか。 また、 のとき、 のときはどうか。
  2. とが外接するとき線分の長さを求めよ。また、内接するときはどうか。
  3. がに含まれるための、線分の長さの条件を求めよ。
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  1. 互いに外部に離れて並ぶ小円C1と大円C2が描かれている。C1の半径は2、C2の半径は5であり、中心間を結ぶ点線により中心間の距離が10であることが示されている。

    のときは

    共有点がなく

    、 のときは

    2点で交わり

    、 のときは

    円が円に含まれている.

  2. 外接のときは 、内接のときは 。

    半径5の大きな円に対して、半径2の小さな円が外部で外接する位置と、内部で内接する位置に描かれている。3つの円の中心を結ぶ水平な点線上に、各円の半径を表す2、2、5の数値が示されている。
  3. 線分の長さが、内接するときより短ければよいので、 。

問題112円の共通接線

2つの円 がある。 この2円に対し、共通内接線、共通外接線を考え、 2本あるの交点をとする。

大きな円C1と小さな円C2が並び、2円の間で交差する2本の共通内接線lと、2円の外側を通り右側で交わる2本の共通外接線Lが引かれ、その交点がPと示されている。
  1. 共通内接線の方程式を求めよ。
  2. の座標を求めよ。
  3. 共通外接線の傾きを求めよ。
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  1. 次の図のようにして、

    座標平面上に、中心が点(-1, -1)で半径2の円が左下に、中心が点(2, 2)で半径1の円が右上に描かれている。2円の共通内接線として、直線x=1にあたる縦線と直線y=1にあたる横線が太く引かれ、各円との接点が黒丸で示されている。

    2本のは軸に平行な直線と分かり、その方程式は である。

    ←軸に平行な直線 が2円の両方に接する条件は、中心 、との距離を考えて かつ であり、これを満たすのは のみである。軸に平行な直線 についても同様である。

  2. 次の図のように、 2円の中心を、 2接点をとする。 このとき、 であり、その相似比は 。

    よって、 であるから、は線分のの中点となる。とおけば

    xy平面上に中心が点Aの円と中心が点Bの円があり、2本の共通接線が右上の点Pで交わっている。接点S, Tから各中心への線分や、中心A, Bを通り点Pに至る直線が破線で示されている。

    よって、である。

  3. の傾きをとおく。はを通るので

    がの方程式となる。 この直線との距離が、円の半径に等しくなればよいので

問題122円の交点を通る円

2円 と について次の問に答えよ。

  1. 2円の共有点を通る直線の方程式を求めよ。
  2. 2円の共有点と点 を通る円の方程式を求めよ。
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  1. kを定数として

    とすると、方程式は、2つの円、の交点を通る図形を表す。

    ←理由は下の本文参照

    が直線を表すのは のときなので、 となる。

    ← とすると2次の項が打ち消しあって、1次の項つまり直線の方程式が残る

  2. が を通るとき

    よって、求める方程式は となる。

【解答の編集】

上の例題の2つの図形との交点、すなわち方程式とを同時に満たすの値はを満たす。これより、はとの交点を通る方程式であることがわかる。

さらに、を整理することにより、 の場合には

と円の方程式〜標準形〜の形になる。 この方程式は2円、の異なる2つの交点で満たされるから、 表す図形が1点だけになったり、満たす点が1つも無くなったりすることはない。 よって、 のときは円を表すことがわかる。

のの値を変化させたときの図形を図に示した。

座標平面上に、2つの円①と②の交点を通るさまざまな図形が描かれている。k=1やk=3のときの円、k=-1/2のときの円、k=-1のときの直線が、同じ2つの交点で交わっている。

覚えておきたい事項(1問)

暗記1円と直線の共有点の個数

座標平面上の円 と直線 が、共有点を持つような実数の範囲を求めたい。 以下のに入る式・言葉・値を答えよ。

  1. 直線と円の共有点は、連立方程式 の実数解に一致する。つまり、この連立方程式がようなの範囲を求めればよい。

    連立方程式からを消去し、の2次方程式を得る。

    この2次方程式が実数解を持つことから、不等式を得る。

    これを解いて、求めるの範囲はと分かる。

  2. 条件「直線 が円と共有点を持つ」は

    条件「直線 と円の中心の距離が、以下である」

    と必要十分条件である。

    直線と円の中心の距離は であるので不等式を得る。 これを解いて、求めるの範囲はと分かる。

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実数解を持つ

←より上の式を変形すると、 なので、 それを下の式に代入すればよい

←実数解を持つ~~(判別式) でもよい

(または円の半径)

←直線 と点の距離を 点と直線の距離で計算