三角関数についての練習問題(全9問・解答つき)
数学II「三角関数について」(三角関数)の練習問題を9問まとめました。解答は各問のすぐ下に折りたたんであります。そのまま印刷すれば、解答の見えない問題プリントになります。
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問題1任意の角に対する三角関数の値
以下の角度に対する,正弦,余弦,正接の値をそれぞれ求めよ.
- 5/3π
- 7/6π
- 23/3π
- -15/4π
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P (1/2, -√3/2)なので
cos5/3π=1/2
sin5/3π=-√3/2
tan5/3π=-√3
P (-√3/2, -12)なので
cos7/6π=-√3/2
sin7/6π=-1/2
tan7/6π=√3/3
23/3π=5/3π +3・ 2πより,5/3πの三角関数に等しい.1.より
cos23/3π=1/2
sin23/3π=-√3/2
tan23/3π=-√3
-15/4π=1/4π +(-2)・ 2πより,1/4πの三角関数に等しい.よって
cos(-15/4π)=√2/2
sin(-15/4π)=√2/2
tan(-15/4π)=1
問題2三角関数を含む方程式
- 0≦ θ<2πのとき, sinθ =-1/2を満たすθを求めよ.
- 0≦ θ<4πのとき, sinθ =-1/2を満たすθを求めよ.
- θを任意の実数とする. sinθ =-1/2を満たすθを求めよ.
- -π≦ θ<πのとき, sinθ =-1/2を満たすθを求めよ.
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(動点のy座標の値) =-1/2であればよいので,求めるθは,図の∠POX, ∠P’OXに等しい.
0≦ θ < 2πの範囲では
∠POX=7/6π,
∠P’OX=11/6π
となる.つまり, θ=7/6π, 11/6π.
0≦ θ < 4πの範囲では
∠POX=7/6π, 7/6π +2π ∠P’OX=11/6π, 11/6π +2π
となる.つまり,
θ=7/6π, 11/6π, 19/6π, 23/6π.
θは任意なので,nを整数として
∠POX=7/6π +2nπ, ∠P’OX=11/6π +2nπ
となる.つまり, θ=7/6π +2nπ, 11/6π +2nπ.
-π≦ θ < πの範囲では
∠POX=7/6π -2π, ∠P’OX=11/6π -2π
となる.つまり, θ=-5/6π, -1/6π.
問題3三角関数を含む不等式
- 0≦ θ<2πのとき, cosθ <1/2を満たすθの範囲を求めよ.
- 0≦ θ<4πのとき, cosθ <1/2を満たすθの範囲を求めよ.
- θを任意の実数とする. cosθ <1/2を満たすθの範囲を求めよ.
- -π≦ θ<πのとき, cosθ <1/2を満たすθの範囲を求めよ.
解答を見る
(動点のx座標の値)<1/2であればよい.
そのためには,動点が図の太線部分にあればよい.
0≦ θ < 2πの範囲では, 1/3π<θ<5/3π.
0≦ θ < 4πの範囲では, 1.の答えに加えて
1/3π +2π <θ<5/3π +2π
も満たすので, 1/3π <θ<5/3π, 7/3π <θ<11/3π.
θは任意なので,
1/3π +2nπ <θ<5/3π +2nπ(nは整数)
が求める答えとなる.
-π≦ θ < πの範囲では
-π ≦ θ<5/3π -2π, 1/3π <θ< π
となる.つまり, -π ≦ θ<-1/3π, 1/3π <θ<π.
問題4範囲をもつ変数の置き換え
- 0≦ θ <2π, θ'=2 θ -π/3とする. θ'のとりうる範囲を求めよ.
- 0≦ θ <2πのとき, 方程式 sin(2 θ -π/3) =√3/2を満たすθの値を求めよ.
- 0≦ θ <2πのとき, 不等式 sin(2 θ -π/3) <√3/2を満たすθの範囲を求めよ.
解答を見る
1.のθ'を用いると,与えられた方程式は sinθ' =√3/2となる. 1.より -π/3 ≦ θ' <11/3πなので,図より
θ' =13π, 23π, 73π, 83πとなる.
θ=θ'/2+π/6なので
θ= 13π, 12π, 43π, 32π
1.のθ'を用いると,与えられた不等式は sinθ' <√3/2となる. 1.より -π/3 ≦ θ' <11/3πなので
-π/3≦ θ' <13π, 23π< θ' <73π,
83π< θ' <11/3πとなる. θ'=2θ-π/3を代入してθについて解けば
←たとえば
2/3π< 2θ-π/3 <7/3π ⇔ π< 2θ<83π ⇔ π/2< θ<4/3π
0≦θ< π/3, π/2<θ<43π, 32π<θ <2π
問題5三角関数の相互関係の利用
cosθ=1/3のとき,以下の問いに答えなさい.
- 0 < θ < πのとき,sinθ, tanθの値を求めなさい.
- -π/2<θ<π/2のとき,sinθ, tanθの値を求めなさい.
π<θ<2π, tanθ=2のとき,cosθ, sinθの値を求めなさい.
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sin²θ=1-cos²θ=8/9より, sinθ=±2√2/3.
←拡張された三角関数の相互関係
0 < θ < πより, sinθ > 0なので
sinθ=2√2/3.また, tanθ=(2√2/3)/(1/3)=2√2.
←拡張された三角関数の相互関係
-π/2<θ<π/2よりsinθは正負どちらでもよい. よって sinθ=±2√2/3, tanθ=(±2√2/3)/(1/3)=± 2√2.
1cos²θ=1+tan²θ=5より, cosθ=±√(1/5).
←拡張された三角関数の相互関係
ここで, π<θ<2π, tanθ>0よりθは第3象限の角に対応し, cosθ < 0. よって, cosθ=-1/√5.
また, sinθ =tanθ=2× 1/√5=-2/√5.
←拡張された三角関数の相互関係
問題6 sinθ±cosθとsinθの関係
- cosθ +sinθ=1/2のとき,sinθ, sinθ -cosθの値を求めなさい.
- さらに, 0 < θ < πであるとき,sinθ, cosθの値を求めなさい.
- -π/2<θ<π/2, cosθ=1/3のとき,sinθ, cosθの値を求めなさい.
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- cosθ +sinθ=1/2の両辺を2乗して
1+2cosθ=14 ⇔ cosθ=-3/8
←拡張された三角関数の相互関係
また,この値を代入すれば,
(cosθ -sinθ)² =1-2cosθ =7/4
よって, cosθ -sinθ=±√7/2.
2. 1.より,次の連立方程式が成立する.
cosθ +sinθ=1/2 cosθ -sinθ=±√7/2
上の式を1,下の式を2とすると, -より 2sinθ=1∓√7/2であるが, 0 < θ < πより sinθ > 0なので, sinθ=(1+√7)/4. つまり, cosθ -sinθ=-√7/2と分かるので, +より cosθ=(1-√7)/4となる.
まず, cosθ ± sinθの2乗をそれぞれ考えて
(cosθ+sinθ)² =1+2cosθ=53 (cosθ-sinθ)² =1-2cosθ=13 ⇔ cosθ+sinθ=±√15/3, cosθ-sinθ=±√3/3
←拡張された三角関数の相互関係
である.ここで, -π/2<θ<π/2より . cosθ > 0. cosθ > 0なので sinθ > 0と分かる.
よって, cosθ>0, sinθ>0から cosθ + sinθ > 0.
cosθ +sinθ=√15/3 cosθ -sinθ=±√3/3
この連立方程式を解いて(複合同順)
(cosθ, sinθ)
=(√15±√3/6, √15∓√3/6)
覚えておきたい事項(3問)
暗記1-θの三角関数
sin(-θ),cos(-θ),tan(-θ)を,それぞれsinθ,cosθ,tanθで表せ.
解答を見る
図のように,単位円周上に角θの動径OPと 角 -θ( =θ'とする)の動径OP'をとる.
点Pの座標を(x, y)とすると,と△OPQと△OP'Q'は合同なので,点P'の座標は (x, -y)となるから
sinθ'=-y=-sinθ cosθ'=x=cosθ tanθ'=(-y)/x=-tanθ
暗記2 θ+πの三角関数
sin(θ+π),cos(θ+π),tan(θ+π)を,それぞれsinθ,cosθ,tanθで表せ.
解答を見る
図のように,単位円周上に角θの動径OPと角 π +θ( = θ'とする)の動径OP'をとる.
点Pの座標を(x, y)とすると, と△OPQと△OP'Q'は合同なので,点P'の座標は (-x, -y)となるから
sinθ'=-y=-sinθ cosθ'=-x=-cosθ tanθ'=(-y)/(-x)=y/x=tanθ
暗記3 θ+π/2の三角関数
sin(θ+π/2),cos(θ+π/2),tan(θ+π/2)を,それぞれsinθ,cosθ,tanθで表せ.
解答を見る
図のように,単位円周上に角θの動径OPと 角 θ+π/2(= θ'とする)の動径OP'をとる.
点Pの座標を(x, y)とすると,と△OPQと△OP'Q'は合同なので,点P'の座標は (-y, x)となるから
sinθ'=x=cosθ cosθ'=-y=-sinθ tanθ'=x/(-y)=-1/tanθ