関数のグラフの練習問題(全6問・解答つき)

数学II「関数のグラフ」(微分法)の練習問題を6問まとめました。解答は各問のすぐ下に折りたたんであります。そのまま印刷すれば、解答の見えない問題プリントになります。

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問題1導関数を利用したグラフの書き方

関数 において、次の問いに答えよ。

  1. を求めよ。

  2. となる の値を求めよ。

  3. となる の値の範囲、および となる の値の範囲を求めよ。

  4. となるときの、 の値を求めよ。

  5. 1~4を利用して、下の増減表の空欄を埋めよ。

    ただし

    1. の欄には、2で求めた値
    2. の欄には、 のいずれか
    3. の欄には (増加を表す記号)、 (減少を表す記号)、値が入る。
  6. 5を利用して、 のグラフを描け。

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  1. を微分すると となる。
  2. 1より と因数分解できるので、 となる は、

x軸と1および3で交わる下に凸の放物線y=f'(x)がある。x<1とx>3のx軸より上の部分に「正」、1<x<3のx軸より下の部分に「負」と添えられている。

まず、2より となる であり、これを数直線上に表すと

x軸上に白丸で点1と点3が示されている。その上方の水平な線は1と3の位置で白丸に向かってV字型に下がっており、1より左に(1)、1と3の間に(2)、3より右に(3)と書かれている。

となる。これより

  1. (1)つまり のとき となり、 となるのがわかる。
  2. (2)つまり のとき となり、 となるのがわかる。
  3. (3)つまり のとき となり、 となるのがわかる。

以上 i~iii より、 となるのは のときであり、 となるのは のときである。 4. 2より、 となるのは、 のときだから と求まる。 5. - の欄を埋める

 ここには、  となる  を入れる。2の結果より

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 となる。
  • の欄を埋める

    で埋めた欄のすぐ下の欄には が入る。なぜなら、 で埋めた の値は、 になるときの の値だからである。また、それ以外の部分には3の結果を利用して正ならば 、負ならば を埋める。

  • の欄を埋める

    より の値の前後では、 の符号が変わっているので、 で極大、 で極小となる。まず、4で得た極大値 や、極小値 を増減表に埋める。

    最後に の欄の下には、 が増加するという意味で の欄の下には、 が減少するという意味で を書き加えて増減表が完成する。

5で得られた増減表を利用して のグラフを描くと、以下のようになる。

座標平面上に関数 y=f(x) の曲線がある。原点 O を通り、点 (1, 4) で極大となり、x 軸上の点 (3, 0) で極小となって右上へ伸びている。

問題2導関数を利用したグラフの描画

次の各々の関数において、 のグラフを描け。

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  1. を微分すると これより、増減表は

    となる。ここで、 の値は である。

    座標平面上に関数 y=f(x) の曲線が描かれている。第2象限で極大となり、y軸上の 2 を通って減少したあと、点(1, 1)で極小となり、右上がりに増加している。

    以上より、 のグラフは、上の図のようになる。

  2. を微分すると これより、増減表は

    となる。ここで、 の値は である。

    x軸とy軸の座標平面上に、原点Oを通る関数 y=f(x) の曲線が描かれている。曲線は点(-1, -2)で極小値をとり、点(1, 2)で極大値をとる。

    以上より、 のグラフは、上の図のようになる。

  3. を微分すると ここで、 の係数が正であり、その判別式 なので、 はつねに正である。

    x軸、y軸、原点Oがある座標平面上に、つねに増加する関数 y=f(x) の曲線が描かれている。曲線はy軸上の点 (0, -1) を通り、x軸の正の部分を横切っている。

    よって、 のグラフは、上の図のようになる。

  4. を微分すると

    これより、増減表は

    となる。 の前後では の符号が変わらないので、 で極値をとらない。ここで、 の値は である。

    座標平面上に曲線 y=f(x) が描かれています。点(-1, 11/4)で接線が水平になりながら減少し、極小値をとる点(2, -4)を経て右上がりに増加しています。

    以上より、 のグラフは、上の図のようになる。

問題3関数の最大・最小

次の関数の最大値、最小値とそれらを与える の値を求めよ。

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  1. より、区間 における の増減表は次のようになる。

    これより、 のグラフは次の図のようになる。

    座標平面上に3次関数 f(x)=2x^3-3x^2-12x+1 のグラフがあり、定義域 -2≦x≦3 の部分だけが実線で、その外側は破線で描かれている。点(-1, 8)で極大、点(2, -19)で極小となり、この2点には黒丸が付いてそれぞれから x 軸と y 軸へ破線が引かれている。

    よって、 のとき最大値 のとき最小値

  2. より、区間 における の増減表は次のようになる。

    これより、 のグラフは次の図のようになる。

    座標平面上に4次関数 f(x)=x^4-2x^2+3 のグラフがあり、定義域 -1≦x≦2 の部分だけが実線で、その外側は破線で描かれている。x=-1 と x=1 で値 2 の極小、x=0 で値 3 の極大となり、右端の x=2 では値が 11 になる。点(-1, 2)、点(1, 2)、点(2, 11)には黒丸が付いている。

    よって、 のとき最大値 のとき最小値

問題4関数の最大・最小の応用

底面の半径と高さの和が の円錐で体積が最大となるときの底面の半径と高さと体積を求めよ。

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底面の半径を とすると、高さは となるので、円錐の体積を とすると となる。これを微分すると となるので、 の増減表は次のようになる。

よって、 のとき最大となるので、底面の半径が 、高さが のときに体積は最大となる。また、このときの体積は である。

問題53次不等式を解く

『因数定理による因数分解』で因数分解した多項式を、不等式にしたものである。次の不等式を解け。

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  1. とおくと、 なので より、 のグラフは次の図のようになる。

    座標平面上の曲線 y=x^3+3x^2-4 が、x=-2 で下から x 軸に接し、x=1 で x 軸を下から上へ横切っている。x が 1 より大きいところだけグラフは x 軸より上にある。

    よって、 を満たすのは、 である。

  2. とおくと、 なので より、 のグラフは次の図のようになる。

    座標平面上の曲線 y=2x^3-7x^2+9 が、x 軸と x=-1、x=3/2、x=3 の3点で交わっている。x が -1 より小さいところと 3/2 と 3 の間ではグラフは x 軸より下にある。

    よって、 を満たすのは、 である。

  3. とおくと、 なので より、 のグラフは次の図のようになる。

    座標平面上の曲線 y=3x^3-4x^2+4x-1 が、極大も極小もなくつねに右上がりに増加し、x=1/3 でただ1度だけ x 軸を横切っている。

    よって、 を満たすのは、 である。

  4. とおくと、 なので より、 のグラフは次の図のようになる。

    座標平面上の曲線 y=24x^3-22x^2+x+2 が、x 軸と x=-1/4、x=1/2、x=2/3 の3点で交わっている。-1/4 と 1/2 の間と 2/3 より右でグラフは x 軸より上にある。

    よって、 を満たすのは、 である。

覚えておきたい事項(1問)

暗記13次関数のグラフの特徴の証明

上にある『3次関数のグラフの特徴』を、以下の手順で証明せよ。

  1. 3次関数 において、 のグラフは原点対称であることを示せ。
  2. 3次関数 において、 のグラフを 軸方向に 軸方向に 平行移動したものは適当な実数 をもちいて、 と表せることを示せ。

以上、1、2から『3次関数のグラフの特徴』が証明される。

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のグラフが原点対称であることを示すには、原点に関する対称移動をさせてみて、もとと同じ形のグラフになるか調べればよい。

そのために、以下では を示す。 より、 のグラフは原点対称である。 2. のグラフを 軸方向に 軸方向に 平行移動すると となるので、 とおくと、確かに と表せる。

1より のグラフは原点対称だから、これを 軸方向に 軸方向に 平行移動してもどした のグラフは、原点を移した点 に関して点対称である。