等比数列の練習問題(全4問・解答つき)
数学B「等比数列」(数列の一般項と和)の練習問題を4問まとめました。解答は各問のすぐ下に折りたたんであります。そのまま印刷すれば、解答の見えない問題プリントになります。
印刷すると、開いている解答だけが一緒に刷られます。印刷設定の「ヘッダーとフッター」を外すと、日付やURLが入らずきれいに刷れます
問題1等比数列の一般項~その1~
次の等比数列 {an} の一般項 an を求めよ。また、第10項を求めよ。
- 2,6,18,54,162,…
- 81,-27,9,-3,1,…
解答を見る
初項が2、公比が3の等比数列であり、第 n 項(一般項)は初項 a1 に公比 r を n-1 回かけることによって求められるので
an=2・3^n-1
また、第10項は a10=2・3⁹=39366 である。
初項が81、公比が -1/3 の等比数列だから
an=81(-1/3)^n-1
また、第10項は a10=81(-1/3)⁹=-1/243 である。
問題2等比数列の一般項~その2~
次の条件を満たす等比数列 {an} の一般項を求めよ。
- 初項が 2 、第4項が -54
- 第3項が 3/4 、第7項が 3/64
解答を見る
等比数列は公比が一定であるので、条件からまず公比を求めよう。初項から第4項までは、公比が(4-1=)3回掛けられるので、公比を r とすると
a1r³=a4 ⇔ r³=a4/a1=(-54)/2=-27 ∴r=-3
よって、 an=2(-3)^n-1 となる。
【別解】
等比数列の一般項は an=a1r^n-1 として与えられるので、問題の条件から a1 と r の連立方程式を立てることができる。初項を a 、公比を r とすると
a1=a=2 a4=ar³=-54
となる。これらを連立させて解くと
a=2,r=-3
よって、 an=2(-3)^n-1 となる。
第3項から第7項までは、公比が(7-3=)4回かけられるので、公比を r とすると
a3r⁴=a7 ⇔ r⁴=a7/a3=3/64÷3/4=1/16 ∴r=±1/2
r⁴=1/16 を満たす実数 r は 1/2 と -1/2 の2つあるので、答えも2つになる。第3項から第 n 項までは、公比の n-3 乗がかかるので、
an=a3r^n-3 =3/4(±1/2)^n-3 =3(1/2)^n-1,3(-1/2)^n-1
【別解】
初項を a 、公比を r とすると
第3項が 3/4 であるから ar²=3/4
第7項が 3/64 であるから ar⁶=3/64
となる。これらを連立させて解くと
a=3,r=±1/2
よって、 an=3(±1/2)^n-1 となる。
問題3等比数列の和~その1~
次の等比数列 {an} の初項から第 n 項までの和 Sn を求めよ。また、 S6 を求めよ。
- 2,6,18,54,162,…
- 81,-27,9,-3,1,…
解答を見る
初項が2、公比が3の等比数列だから、初項から第 n 項までの和 Sn は
Sn=2(3^n-1)/(3-1)=3^n-1
また、 S6=3⁶-1=728 である。
初項が81、公比が -1/3 の等比数列だから、初項から第 n 項までの和 Sn は
Sn=(81{1-(-1/3)^n})/(1-(-1/3)) =243/4{1-(-1/3)^n}
また
S6=243/4{1-(-1/3)⁶} =243/4(1-1/729) =182/3
問題4等比数列の和~その2~
毎年の初めに100万円ずつ、年利 3% 、1年ごとの複利法で10年積み立てたときの元利合計 S 円を求めよ。ただし 1.03¹⁰=1.34 とする。なお、複利法とは1年ごとに利子を元金にくり入れ、その合計額を次年の元金として利子を計算する手法のことである。
解答を見る
金額は万円を単位として考える。毎年の元利がいくらになるかを考えると
1年目 100×1.03 2年目 (100+100×1.03)×1.03 =100×1.03+100×1.03² 10年目 100×1.03+100×1.03²+100×1.03³ +…+100×1.03¹⁰
これは初項 100×1.03 、公比 1.03 、項数 10 の等比数列の和なので
S10=100×1.03(1.03¹⁰-1)1.03-1 =100×1.03(1.34-1)/(1.03-1) =100×1.03×0.34/0.03 ≒1167
よって、元利合計は約 1167 万円、すなわち S≒11670000 (円)である。