数学B 第7章 空間ベクトルと空間図形 — 内分点・外分点の位置ベクトル(空間)

空間内での位置ベクトル

空間内での位置ベクトル

左下に点O、右上に点Pが配置され、点Oから点Pに向かって直線的な矢印が伸びている。その矢印の上にベクトルpという記号が添えられている。

空間内でも平面上のときと同様にして、基準とする点をあらかじめ定めておくと、任意の点 の位置は

という によって表すことができる。

この を、点 に関する点 への位置ベクトルという。また、位置ベクトルが である点 を、 と表す。

点Oから点A(ベクトルa)へ向かう矢印にベクトルa、点Oから点B(ベクトルb)へ向かう矢印にベクトルbが付されている。また、点Aから点Bへ向かう矢印にはベクトルb-ベクトルaが付されている。

に関して、2 点 がそれぞれ、 であるとき

であるから、

と表される。

つまり、 は「終点 の位置ベクトルから、始点 の位置ベクトルを引いた差」に等しい。

空間内での内分点・外分点の位置ベクトル

内分・外分点の位置ベクトル

に関して空間内の2 点をとるとき、線分 の比に内分する点の位置ベクトル、および (ただし )の比に外分する点 の位置ベクトルを用いて次のように表すことができる。

これより、2 点を結ぶ線分 に内分する点を、外分する点を とすると、点の座標は次のようになる。

空間内の三角形の重心

に関して空間内の3 点 をとるとき、 の重心 の位置ベクトルを用いて次のように表すことができる。

これより、3 点 を結んでできる空間内の三角形の重心をとすると、点の座標は次のようになる。

問題1空間内の三角形の重心

次の図のような平行六面体において、の重心をそれぞれ、 とするとき、この4 点は平行四辺形をなすことを証明せよ。

平行六面体で、底面が平行四辺形ABCD、上面が平行四辺形EFGHであり、AとE、BとF、CとG、DとHがそれぞれ辺で結ばれている。つまり頂点Aから出る3辺が AB、AD、AE である。奥側にある3つの辺AD、DC、DHは破線で描かれている。
解答を見る

とし、位置ベクトルはすべて点 を基準にとることにする。このとき

であるから、の位置ベクトル、

となり

であるから、 となり、四角形 の1組の対辺 は平行で長さが等しい。よって、この4 点は平行四辺形をなすことがわかる。

問題2内分点・外分点の位置ベクトル

四面体 で、 に内分する点をの中点を に内分する点を の重心を とするとき、3 点 は同一直線上にあることを示せ。

四面体O-ABCで、辺AB上の点MはAMとMBの比が1対2、辺OC上の点Nと結ぶ線分MN上の点KはMKとKNの比が2対3である。面OBC内には点Gが描かれている。
解答を見る

とおくと、

したがって、 となるので、は一直線上にある。

最終更新: 2026-08-20

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