数学B 第5章 平面ベクトルと平面図形 — 位置ベクトル
位置ベクトルの定義
位置ベクトルの定義
平面上で、基準とする点O をあらかじめ定めておくと、任意の点 P の位置は
p =OP
というp によって表すことができる。
このp を、点O に関する点P への位置ベクトル(position vector) という。また、位置ベクトルがp である点P を、P (p) と表す。
点O に関して、2 点A, Bがそれぞれ、A(a), B(b) であるとき
AB =OB −OA
であるから、AB は
AB = b − a
と表される。
つまり、AB は「終点B の位置ベクトルから、始点A の位置ベクトルを引いた差」に等しい。
位置ベクトルの成分と座標の関係
位置ベクトルの成分と座標の関係
座標平面内で原点O を基準にとると、平面上の任意の点P(x0, y0)への位置ベクトルp は、 p =(x0,y0)となる。
実際、成分は「終点の座標から始点の座標を引いたもの」であり、 p =OP の始点は原点O(0, 0)、終点は点P(x0, y0) であるから、 p =(x0 − 0,y0 − 0)=(x0,y0)である。
また、逆に原点O に関する点P の位置ベクトルp が p =(x0,y0)であるとき、点P の座標は(x0, y0) となる(上の式を逆にたどればよい)。
つまり
「点P の座標が(x0, y0) である」 ⇔ 「原点O に関する点P への位置ベクトルは p =(x0,y0)である」
となる。
問題1位置ベクトルの成分と座標の関係
a =(1,2), b =(−4,−1)とする。
座標平面上の点A(3, 1) から 3a + 2b だけ移動した点P の座標を求めよ。
解答を見る
まず、 AP = 3a + 2b であるから
AP = 3 (1,2)+ 2 (−4,−1) = (3,6)+ (−8,−2) = (3 – 8,6 – 2) = (−5,4)
また、 AP =OP −OA であるから
OP =AP +OA =(−5,4)+ (3,1) = (−5 + 3,4 + 1)= (−2,5)
よって、 OP =(−2,5) であるから、点P の座標は (−2, 5)である。
最終更新: 2026-08-20
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