数学B 第1章 数列の一般項と和 — 補足

タイプの数列の和

(項まで)の求め方

一般項

で与えられる数列は,具体的に書くと

となる.このように,『2 つの連続した数の積』で表される数列の,初項から第 項までの和は次のような手順で求めることができる.

の2連続数に着目して, である に掛けたものから, である に掛けたものを引く

共通因数 のかたまりを崩さないようにまとめ, について解く.

よって

この関係式を利用して,初項から第 項までの和を,具体的に書き出してみる.

相殺して消える部分ができるので,下のように消していくと,和が求まる.

Σk(k+1)の計算過程において、kに1からnまでを代入した展開式の中で互いに打ち消し合う項に斜線が引かれ、最終的に1/3 n(n+1)(n+2)が導かれる式変形が書かれている。

以上,まとめておこう.

§

定理12連続数の積の数列の和

(項まで)の求め方

一般項

で与えられる数列は,具体的に書くと

となる.このように,『 』で表される数列の,初項から第 項までの和は次のような手順で求めることができる.

2連続数の積の数列の和の公式

を思い出す.

左辺の の中の式を展開すると, になるから, の項を右辺に移項する.

右辺の を計算し,共通因数でまとめると和の公式が求まる.

以上,まとめておこう.

§

定理2一般項が の数列の和

タイプの数列の和

(項まで)の求め方

一般項

で与えられる数列は,具体的に書くと

となる.

この のように,『3つの連続した数の積』で表される数列の,初項から第 項までの和は次のように求めることができる.

の3連続数に着目して, である に掛けたものから, である に掛けたものを引く

共通因数 のかたまりを崩さないようにまとめ, について 解く.

よって

この関係式を利用して,初項から第 項までの和を,具体的に書き出してみる.

相殺して消える部分ができるので,下のように消していくと,和が求まる.

k=1からnまでのシグマk(k+1)(k+2)を展開し、1・2・3・4などの同じ値の積に斜線を引いて打ち消し合わせることで、最後に1/4 n(n+1)(n+2)(n+3)が残る計算過程が書かれている。

以上,まとめておこう.

§

定理33連続数の積の数列の和

(項まで)の求め方

一般項

で与えられる数列は,具体的に書くと

となる.

この のように,『 』で表される数列の,初項から第 項までの和は次のように求めることができる.

3連続数の積の数列の和の公式

を思い出す.

左辺の の中の式を展開すると, になるから, の項を右辺に移項する.

右辺の を計算し,共通因数でまとめると和の公式が求まる.

以上,まとめておこう.

§

定理4一般項が の数列の和

と覚えるとよい.

(個)と タイプの数列の和

(個)と タイプの数列の和

1.10.1と1.10.2の発展形として,次のような数列を考えてみよう.

数列 1・2・3・・・(m-1)・m、2・3・4・・・m・(m+1)、3・4・5・・・(m+1)・(m+2) の各項の上に、順に「1番目」「2番目」「3番目」と示されている。

の数列は,各項の1番左側に着目すると,“初項1,公差1の等差数列”になっている.また,各項の左から2番目だけに着目すると,“初項2,公差1の等差数列”になっている. .最後に,各項の一番右側だけに着目すると,“初項 ,公差1の等差数列”になっている.よって,一般項

と表すことができる.

この の数列のように,『 個の連続数の積』で表される数列の初項から第 項までの和は次のように求めることができる.

の3連続数に着目して, である を掛けたものを下のように書く.

同じく である を掛けたものを引く.

共通因数 のかたまりを崩さないようにまとめる.

式全体を で割ることによって,右辺の について解く.

右辺の式を利用して,初項から第 項までの和を,具体的に書き出してみる.

相殺して消える部分ができるので,下のように消していくと,和が求まる.

数列の和の計算過程において、各項を展開した式に打ち消し線が引かれ、相殺によって途中の項が順に消えていき、最終的に和の公式が導かれる様子が数式で表されている。

まとめておこう.

§

定理5 連続数の積の数列の和

最終更新: 2026-08-09

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