ベクトルの内積の練習問題(全5問・解答つき)

数学B「ベクトルの内積」(平面ベクトルと平面図形)の練習問題を5問まとめました。解答は各問のすぐ下に折りたたんであります。そのまま印刷すれば、解答の見えない問題プリントになります。

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問題1内積の計算法則

次の計算が成り立つことを、内積の定義および内積の計算法則1.~3.を用いて証明せよ。なお、2. を証明する際には1. を使ってよい。

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問題2意味のある演算とない演算

次に表す式のうち、無意味なものには×を、意味のあるものには○つけよ。

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  1. (×) はベクトルで は実数。よって、ベクトルと実数の和となり無意味である。
  2. (○) は実数で はベクトル。よって、 の 倍の意味をもつ。
  3. (×)2 つののうち、どちらを内積の記号とみるかで意味するものが異なるので無意味である。
  4. (○) は実数で はベクトル。よって、 の 倍の意味をもつ。
  5. (×)ベクトルに除法はないので、分母に がある時点で無意味である。
  6. (○) は実数で も実数であるのでその比を表す。

問題3外心の位置ベクトル

である がある。 の外心を とするとき、以下の問いに答えよ。

  1. を求めよ。
  2. を と をもちいて表せ。
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  1. に からみる余弦定理を使うと

    であるから

  2. △ABCにおいて、辺ABの中点Dを通る垂直二等分線と辺ACの中点Eを通る垂直二等分線の交点をOとし、点Aから延びるベクトルAB、ベクトルAC、ベクトルAOが描かれている。

    辺 の中点を、辺 の中点を とする。外心 は を満たすから、 は辺 の垂直二等分線上にも、辺 の垂直二等分線上にもある。

    とおく。

    まず、 と は直交するから

    また、 と は直交するから

    式を連立して

    \begin{eqnarray} \left{ \right. \Longleftrightarrow \left{ \right. \end{eqnarray}

    よって、 。

問題4垂心の位置ベクトル

である がある。 の垂心を とするとき、以下の問いに答えよ。

  1. を求めよ。
  2. を と をもちいて表せ。
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  1. に からにらむ余弦定理を使うと

    であるから、

  2. 三角形ABCがあり、頂点Aから点B、C、Hに向かう3つの矢印が描かれている。辺AB上の点Dへの垂線CDと、辺AC上の点Eへの垂線BEの交点が点Hとなっている。

    とおく。

    まず、 と は直交するから

    また、 と は直交するから

    式を連立して

    \begin{eqnarray} \left{ \right. \Longleftrightarrow \left{ \right. \end{eqnarray}

    よって、 。

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  1. (【解答1】と同じ)

  2. ベクトルの正射影を考え

    △ABCの内部に点Hがあり、点AからB、C、Hおよび辺AB上の点D、辺AC上の点Eへのベクトルが描かれています。点Hから辺AB、ACへ下ろした垂線HD、HEが点線で示されています。

    点 から辺 に下ろした垂線の足を、点 から辺 に下ろした垂線の足を とすると、垂心 は線分 と線分 の交点である。 は の への正射影ベクトルであるから

    同様にして

    である。

    まず、点 は線分 上にあるから、 とおくと

    また、点 は線分 上にあるから、 とおくと

    いま、 と は1 次独立であるから、 より

    よって、 。

覚えておきたい事項(1問)

暗記1ベクトルを用いた三角形の面積公式

次の図のように、 と で張られる三角形の面積をとする。

  1. を と と を用いて表せ。
  2. であるとき、 を を用いて表せ。
  3. 座標平面上に3 点 をとる。このとき、 の面積を求めよ。
同じ始点から伸びる2つのベクトルaとベクトルbが描かれており、各ベクトルの終点どうしが破線で結ばれることで1つの三角形がつくられている。
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  1. 共通の始点から伸びるベクトルaとベクトルbがなす角θをつくり、両者の先を結ぶ破線で三角形ができている。底辺となるaの長さ|a|と、bの先から底辺へ下ろした高さ|b|sinθが太線で書き込まれている。

    と のなす角を とおき、 を三角形の底辺とみると、高さは とかけるから、三角形の面積 は

    よって、 と表せる。

  2. のとき

    であるから、 に代入して

    よって、 と表せる。

  3. より、 の面積は