数と式
いろいろな数
「数とは何か?」この質問に答えるのは難しい。私達は普段から数を使い、(試験以外では)何不自由無く暮らしている。では、昔から人々が「数」をやすやすと利用してきたかというと、そうではない。「数」は有史以来、発見されつづけ、作られつづけたものなのである。この節では、中学までに学んださまざまな「数」を簡単に整理し、「数」を図で表す方法(数直線)を確認する。
自然数
自然数とは何か
自然数の図示
整数
整数とは何か
整数の図示
有理数
有理数とは何か
有理数どうしの比の値
有理数と少数
有理数の図示
有理数の間には必ず有理数がある
実数
無理数とは何か
循環しない無限小数
実数とは何か
絶対値
絶対値とは何か
式の計算
この章で学ぶことは、大きく分けて2つある。1つは、式をつぎつぎに掛けていって細かい式の和で表すこと(展開)であり、 もう1つは、細かい式の和を大きな式の積で表すこと(因数分解)である。どちらも一見複雑な式を見通しよく扱うために大切な方法である。